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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第194話
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―――って、くるわよ……!」

「わかってる……!」

そしてリィンが操るヴァリマールはシュピーゲルとの戦闘を開始し、リィンは初めて操縦するにも関わらずシュピーゲルを圧して行き、シュピーゲルを戦闘不能にした!



「くっ……しまった……!せめてラインフォルトの連中が”法剣”を完成させていれば……!」

地面に膝をついたシュピーゲルの中にいるスカーレットは悔しそうな表情で唇を噛みしめた。

「これ以上の戦いは無意味だ!西口を攻めている連中とまとめて撤退してもらうぞ!」

そしてリィンはスカーレット達に撤退するように指示した。



「リィンさん……」

「そうだそうだー!とっとと行っちゃえー!」

「よし、この調子で行けば西口の方も……!」

その様子を見ていた仲間達は明るい表情をした。



「ちっ……」

そしてスカーレットが舌打ちをしたその時!

「オイオイ……何か忘れちゃいねえか?」

聞き覚えのある青年の声が聞こえて来た!



「……!」

「こ、この声は……」

「クロウさん……!」

「来るぞ―――!」

そして仲間達が声が聞こえた方向を見つめると空から飛んできた蒼の人形兵器―――”蒼の騎神”オルディーネがヴァリマールと対峙した!



「あ……」

「蒼い騎士人形……」

「ま、まさかもう一体目覚めていたなんて……」

「”C”―――いいタイミングじゃない!」

オルディーネの登場に仲間達が青ざめている中、スカーレットは明るい表情で声を上げた。



「”蒼の騎神”……あいつが”起動者(ライザー)”だったなんて。くっ、”あの女”が導き手を務めたわけか……」

「クロウ……クロウなのか!?」

セリーヌが舌打ちをしている中、リィンはオルディーネを睨んで叫んだ。



「ああ、久しぶりだな―――って昨日の夜、一緒にメシを喰ったばかりだったか。だが、ずいぶん遠くに来ちまった気がするぜ。」

「くっ……どうして………何故こんな事を!?宰相を撃ったのもクロウなのか!?それに………その人形は一体どこで……!?」

「そもそも士官学院に入ったのは”帝国解放戦線”の計画のためでな。いずれ”鉄血”の首を狙う時の足場にするつもりだったわけだ。まあ予想以上に楽しんじまって、失った青春を謳歌しちまったが……俺の本分は”C”―――学院生クロウ・アームブラストはただの”フェイク”さ。」

リィンの問いかけに対し、クロウは苦笑した後冷めた表情で答えた。



「ッ―――ふざけるな!俺達と一緒に過ごした時間も!トワ会長やアンゼリカ先輩、ジョルジュ先輩との関係も!ぜんぶ偽物だって言うのかよ!?あの学院
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