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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第194話
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汝、力を求めるか?
「え――――」
声を聞いたリィンが呆けたその時、リィンは謎の空間にいた。
我が選び、汝が選べば、”契約”は成立する―――求めるのであれば、我が名を呼ぶがいい―――
”焔”を刻まれし者……”
起動者
(
ライザー
)
”よ。
「こ、この声は……」
「――どうやら全ての条件が揃ったみたいね。」
リィンが声に戸惑っているといつの間にかセリーヌがリィンの足元にいた。
「セ、セリーヌ……まさか……お前が喋っているのか!?」
「あー、はいはい。今はどうでもいいでしょう。それより集中しなさい。アンタはもう”彼”の名前を知っているはず―――あの『異界の戦場』でね。」
「……!」
セリーヌの指摘を聞いたリィンは旧校舎の最下層での決戦の際、戦場から自分達が消滅する瞬間に見えたある名前を思い出した!
「(……そうだ……確かに俺は知っている……”彼”の名を……懐かしさすら覚えるあの名前を……)来い―――”灰の騎神”ヴァリマール!」
そして名前を思い出したリィンは片手を挙げて叫んだ!
リィンが名前を叫んだ瞬間、旧校舎の最下層に地面に膝をついて微動だにしなかった謎の人形兵器は突如立ち上がった後、エレベーターまで移動した。そしてエレベーターは上へと上がり、人形兵器は跳躍して飛びあがった!
一方その頃、リィンは謎の結界に包み込まれていた。
「クッ、なんだ……?」
「結界……?」
「リィン……動かなくなっちゃったけど……」
リィンの様子を見たユーシスやセレーネ、エリオットは戸惑い
「セリーヌ……!どうなってるの!?」
エマはリィンの足元にいるセリーヌに視線を向けた。
「しっ……集中させなさい!」
「ほえっ……!?」
「セ、セリーヌ……」
「猫が喋ったあっ!?」
そしてセリーヌが喋った事に仲間達は驚いた!
「……何をやっているのかしら。まあいいわ、そろそろケリを付けるとしますか。」
一方リィンの様子を伺っていたスカーレットは機甲兵を操縦して再び戦いの構えをした。
「さあ、お遊びは終わりよ!死にたくなかったらとっととそこを退きなさ―――」
スカーレットがリィン達に警告したその時、何かの音が聞こえて来た!
「今のは……領邦軍の砲撃?あ、あれは……まさか……”C”が言っていた……!」
スカーレットがふと空を見上げると何と旧校舎にいた謎の人形兵器が空を飛んでリィン達の元へと向かっていた!
「ふええええっ!?」
「な、なんだぁ!?」
正門でリィン達を待っていたトワとジョルジュは飛び去っ
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