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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜トリスタ防衛戦線〜
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「な、何だか助太刀する必要もなさそうな気が……」

エリオットが自分達が来た意味がなかったように感じると振動音が聞こえて来た。

「いや―――」

「現れたか……」

そして振動音の持ち主―――機甲兵の部隊を見たリィン達は血相を変えた。



「――まあいい。これ以上の損害は無意味だ。化物にはそれ以上の化物をぶつけるまでのこと……!」

「っ……!」

「来るか―――」

機甲兵の部隊の登場に隊長は口元に笑みを浮かべ、サラ教官は唇を噛みしめ、ナイトハルト教官は真剣な表情をした。



「……少々、多いですね。」

「しかもさすがに装甲が厚そうじゃの。」

「対アーツ防御も組み込まれているな……」

「ふ〜む……どうするかですねぇ……」

「……アレ、何となりそうですか?」

機甲兵の部隊の登場に学院長達がそれぞれ真剣な表情で考え込んでいる中、サラ教官はナイトハルト教官に視線を向けた。



「厳しいだろうが何とかするしかあるまい。正規軍の増援が来るまでここは死守する必要がある。」

「フフ、若手の双璧と言われる腕前、見せてもらいましょうか。」

「こちらこそ……A級遊撃士の腕前、期待させてもらうとしよう。」

「いや〜、息がピッタリですねぇ。」

それぞれ不敵な笑みを浮かべている二人を見たトマス教官は指摘したが

「「違います(う)!!」」

二人は同時に否定した!



「――――バルディエル!”アハツェン”や軍用飛行艇を容易に撃破したエヴリーヌやベルフェゴールと同じ”魔神”であるあんたの腕前も期待させてもらうわよ!」

そしてサラ教官はバルディエルを召喚し

「―――承知。あのような鉄の塊、”魔神”に到った我の前では無意味である事を思い知らせてやろう……!」

サラ教官の言葉にバルディエルは不敵な笑みを浮かべて答えた後サラ教官とナイトハルト教官と共に機甲兵に向かって戦闘を開始した!



「よし―――我らも続くぞ!」

「イエス・サー!」

「解析開始―――対アーツ装備を特定する。」

そしてヴァンダイク学院長達もサラ教官達に続くように戦闘を再開した!



「クッ……途轍もないほど凄まじい戦いぶりだが……」

「んー、あのままじゃちょっと厳しいかもねー。」

「相手には余力がある。サラたちの”切り札”はバルディエルだね。バルディエルをどう使うかが鍵だね。」

「わたくし達と戦った時に見せた大魔法を使えば撃破も容易だと思いますが、詠唱をする暇はなさそうですわね……」

戦闘を見守っていたユーシスとミリアムは厳しい表情をし、フィーとセレーネはそれぞれ推測した。



「―
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