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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第193話
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「約束します……!」

その後最後の準備を整えたリィン達はトワ達に正門を開けてもらおうとした。



「……クロウ君……」

「テロリスト……”C”……まさかあいつが、鉄血宰相を狙撃するなんて……この学院を、襲撃しようとしているだなんて……」

「会長、ジョルジュ先輩……」

悲しそうな表情をしているトワとジョルジュをリィンは静かな表情で見つめた。



「……今にして思えば、クロウ君はいつも事件の現場にいたんだね。夏至祭の事件のときだって……あの時負っていた酷い怪我はリウイ陛下との戦いで負った傷だったんだね……」

「僕も……ルーレの時は微妙に違和感を感じていた。それが何かなんて疑いもしなかったけど……」

「……無理もありません。この目で映像を見た今でさえ、信じられないくらいですから……」

「……去年、テスト実習でクロウと初めて出会って……最初は、人当たりはいいのにどこか虚ろなやつだって印象だった。でも、すぐにアンがそれを真正面から言い当てて……」

「えへへ……最初の頃は衝突もあったよね。でも、実習を通じて少しずつ仲良くなっていったんだ。……どうしてこんな事になっちゃったのかな……」

昔を思い出していたトワは悲しそうな表情で呟いた。



「会長……」

「……とにかく、”敵”の思い通りになんかさせません。俺達が必ず、この学院を守ってみせます。そして……クロウにも真意を問いただしてみせる……!」

「……リィン君。」

「……うん、そうだよね。リィン君達……どうか頑張って。アンちゃんや学院のみんな……クロウ君の友達であるわたしたちの分まで……!」

「はい……!」

そしてリィン達は二人に開けられた正門を越えて街道に急行した!







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