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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第193話
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ケルディックにいると思われるレオンハルト教官にだけあんな映像を見せる……そんな事が可能なのか?」

「はい……私の”姉さん”なら造作もないと思います。」

リィンの問いかけにエマが重々しい様子を纏って頷いたその時サラ教官のアークスに通信が来てサラ教官は素早く通信を開始した。



「はい、こちらバレスタイン―――ナイトハルト教官、これから緊急会議ですか?…………………なんですって!?当然、あたしも手伝います!ええ、ええ……それでは正門前で。少し出かけてくるわ。君達は絶対に学院から出るんじゃないわよ。」

通信を終えたサラ教官は血相を変えて教室から出て行った。

「な、なんだったんだ……」

「どうやら尋常ではない出来事があったようだが……」

「も、もう十分すぎるほど尋常じゃないと思うんだけど……」

「一体何があったのでしょう……?」

サラ教官の様子にクラスメイト達が戸惑っていると何かに気付いたガイウスが窓を開け、フィーも窓に近づいて様子を伺った。



「ガイウス……どうした?」

「……西の方から何かが近づいてきている。」

「……装甲車数台。この駆動音は……あの人形兵器も来てるね。」

「ま、まさか……」

「帝都に続いてトリスタまで……というより、この学院を押さえるつもり!?」

ガイウスとフィーの話を聞いたマキアスとアリサは仲間達と共に血相を変えた。



「んー、可能性は高いかも。貴族派、革新派の子弟とか、学院長みたいな重鎮もいる上メンフィル帝国の貴族の子弟や子女もいるし。保護するから人質にするか……ま、どっちもありそうかな?」

「そんな……!他国の貴族の子弟や子女にそんな事をすればどうなるか、わかっているのでしょうか……?」

「クッ、ふざけるな……!」

「狙いはどうあれ、あのような暴挙を認められるものか……!」

ミリアムの推測を聞いたセレーネは不安そうな表情をし、ユーシスとラウラは怒りの表情で声を上げ

「も、もしかして教官たち、それを喰い止めるために……?」

エリオットは不安そうな表情で推測した。



「……相手は主力戦車すら凌駕できるほどの新兵器だ。いくら教官達が強いとはいえ、限界があるだろう。俺達の力がどこまで通用するかわからないが―――みんな、せめて助太刀くらいはさせてもらわないか……!?」

「リィン……ええ!」

「言うまでもない……!」

「ど、どこまで力になれるかちょっとわからないけど……」

「こうなった以上はとにかく全力を出すだけだ!」

「……私も。全力を尽くさせて頂きます。」

「わたくしも短い間ですがこの学院の皆さんにお世話になったのですから、お手伝いします!」

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