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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜幻焔計画・始動〜
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イスメイデン)”殿。」
巨大な蒼い人形兵器に乗ったクロウはどこかへと飛び去った!一方その頃機甲兵の部隊は第一機甲師団を殲滅し終え、ドライケルス広場に陣取っていた。
「はー、呆気ないモンやな。コイツらが大した代物なんは認めるけど……帝国を守る機甲師団があないに弱くてええんか?」
機甲兵から降りて機甲兵の頭の部分に乗っている長身の青年は周囲の惨状を見て首を傾げ
「……これからが本番だろう。全土に展開する正規軍は多い。いずれ、対機甲兵の戦術も組み立ててくるはずだ。」
隣にいる機甲兵の頭に立っているドレッドの黒人は静かに呟いた。
「ハハ、確かにな。喰い下がってきそうなんは第三、四、七って所か。――――で、ウチのお姫様はどっちに付くんやろな?」
「全てはフィー次第……団長もそうお望みだろう。」
そして青年の疑問に黒人は静かに答えた。
一方その頃蒼い鳥は歌い続けているクロチルダ―――”身喰らう蛇”の”蛇の使徒”の”第二柱”―――”蒼の深淵”クロチルダの手に止まった。
「ご苦労様、”グリアノス”。あの子達やレーヴェにもちゃんと素敵な音を届けられたみたいね?」
クロチルダが蒼い鳥―――グリアノスを労っているといつの間にかブルブランがいた。
「さすがは使徒・第二柱―――”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダ殿。素晴らしく”美しい舞台”を見せていただいた。」
「フフ……目の肥えた君がそう言うなら上出来というものでしょう。しかしリベール、クロスベルに続いて今回までも……君、少しばかり食い意地が張りすぎてるんじゃないかしら?」
「これは汗顔の到り。して……この後は予定通りに?」
「フフ、そうね―――クロスベルの鐘は鳴らされ、こちらの準備も完了したわ。『オルフェウス最終計画』第二幕、『幻焔計画』―――”第二楽章”を始めましょうか。」
そしてブルブランの問いかけにクロチルダは妖しげな笑みを浮かべて頷いた!
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