雷藤VSレーゼ
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「フン…つまらんな。これ以上貴様らの相手をしている暇はない。お遊びはお終いだ。これで消えろーっ!」
黒いボールに邪悪な渦が纏い始め、そのボールを円堂目掛けてレーゼが打ち込む。
「アストロォォ…ブレイク!!」
グオオオオオオオオオオオッ!!
地面を大きく抉りながら突き進むシュートに周りにいた選手が吹き飛ばされる。
「果てろォォォォ!」
俺は気付いたら円堂の前に立っていた。
「ここで円堂を失うわけには行かない!うおおおおおおっ!!」
俺はシュートに突っ込み蹴りを打ち込む。
しかし俺の身体はシュートの威力に押され、シュートに呑み込まれてしまった。
そして俺の意識はなくなった。
お兄ちゃんが止めに入ったシュートが収まると、そこにお兄ちゃんの姿はなかった。
「え…?お、お兄ちゃん…?」
私は確かに今までそこにいた筈のお兄ちゃんを探すが見当たらない。
「雷藤おおおおおおおお!!!」
私は円堂くんの叫びにビクッと反応すると、この状況を理解した。
「お兄ちゃん……嘘でしょ…。嘘って言ってよおおおっ!」
そう気付いてしまったのだ、お兄ちゃん…雷藤真紅は宇宙人によって消されてしまったと…。
「フハハハハ……!哀れな地球人よ…実に面白い見世物だな!」
そう言い残すとレーゼはボールから放たれた光に包まれ姿を消した。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ