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イナズマイレブン〜クロスライジング〜
雷藤VSレーゼ
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レーゼが、俺の腹部にシュートを放ったのだ。

「ぐあっ…!」

軽く吹き飛んだ俺だったが執念で踏みとどまり、再びボールを持ったレーゼにタックルを仕掛ける。

「うおおおおっ!!」

ガッ!

「今のを喰らってなお歯向かうか…!」

ガツンガツンとタックルしあう俺たち…。そして主導権を握ったのは俺だった。

「おおおおおっ!!」

「ぐっ…!奴を通すな、止めろ!!」

俺に四人のマークが付き、身動きが取れなくなった。

「くっ……!」

俺が身動きが取れないでいると、豪炎寺の声が聞こえた。

「雷藤、俺が打つ!上にボールを蹴ってくれ!」

「よし!頼んだ豪炎寺!!」

俺が空に向かいボールを蹴り上げると、豪炎寺が纏う炎が目に入った。

ゴールに目線を向け、打とうとした豪炎寺だが頭にある事が浮かんだ。

『お前たちは何者だ!』

『お前が…豪炎寺 修也か?』

『…………………が大事ならわかってるな?』

「うっ…!」

豪炎寺が放ったファイアトルネードはゴールから大きく外れ、ビルにぶつかり弾き飛んで来る。

「くっ…!」

「えっ!?」

俺も驚きを隠せず呟く。

「豪炎寺が…外した?」

「大丈夫か豪炎寺?」

円堂が豪炎寺に心配して話し掛ける。

「あ、ああ…」

「どんまいどんまい!次は決めていこうぜ!」

「ああ…すまない」

そんな豪炎寺を見ていた黒薔薇が呟く。

「あの豪炎寺がシュートを外すなんてな…」

そんな俺たちの様子を見ていた瞳子監督がベンチから話し掛ける。

「…あなたたち、今、自分たちがどんな状態かわかっているの?」

風丸が呟く。

「状態?」

「今のあなた達じゃ雷藤くんを除いて、奴らのスピードにはついていけない。それはもうわかったでしょう」

瞳子監督の言葉に染岡が叫んだ。

「んなことはわかってる!じゃあ、どうしろってんだ!!」

「ここからはディフェンダーとフォワード全員入れ替わりなさい」

「えっ?入れ替わる!?」

その提案に反対する染岡が叫ぶ。

「おい!そんなこといきなり言われても出来るわけねえだろ!」

「そんなディフェンスじゃ、奴らに抜かれるに決まっています!」

「だったら抜かれないようにすることね」

そして俺たちはディフェンダーとフォワードを入れ替わった。




その後は言うまでもなく、慣れないポジションになった俺たちは手も足も出ず、点を大量失点してしまっていた。

「ぐふっ…!」

エイリアの強烈なシュートに膝を付く円堂。
すると、膝を付いた円堂を見たレーゼは突如として黒いボールを出現させ足元に下ろした。

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