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ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 歩き始めた男 2
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消極的自衛以外でそちらに干渉するつもりは無い」

「消極的?」

「つまりは襲われたら反撃、逃げたら追撃は無し。そういうことだ」

「逆に積極的自衛ってのはこちらから先制攻撃を持って敵、および敵になりうる存在を全て排除して自衛することを指す」

オレの補足にリアス・グレモリーが顔をしかめるが、ソーナ・シトリーに肘を突かれて普通に戻す。まだまだ青いな。

「住居はどうするの」

「この教会には寄宿舎がある。確認したが、はぐれエクソシストがある程度整備したのか暮らす分には問題無い」

「貴方ほどの天使がそんな場所でいいの?」

「そんなに悪いか?」

リアス・グレモリーの言葉にパワーと二人で首をかしげる。

「屋根があって壁があって銃弾や砲弾が飛び交ってなくて」

「綺麗な水があって食物や薬なんかも手に入りやすくて怪我人が居ない」

「狂気に走る者がいない」

「希望も何もなくて人形のような目をした者がいない」

「「十分以上に快適だな」」

二人して笑顔を見せれば全員が少し引く。

「日本は良い国だ。平和ボケしているなんて言われるが平和で何が悪い」

「弱き者、運が無い者から死んでいく貧困地域や紛争地域に比べればまさに天国のような国だ」

オレたちが居たのはそういう場所だ。ある程度は小康状態に持ち込んだからこそあそこから離れられたとも言える。

「あの、私なんかのためにこちらに来られてもよろしかったのですか?」

そして、こんなことに巻き込まれたというのにアーシアは他人を気遣おうとする。

「ああ、私たちがこれ以上介入することは彼らが立ち直る為の害悪となる。不必要に干渉しては自然の流れを壊すことになるからな」

「オレたちに出来るのは少しの手助けと外からの干渉を排除するだけだ。時間が空いていたからこそ世間話でアーシアの話題が登ってここまで来た。だから助けに来れた。日頃の行いが良かったのだろう」

「それで、我々の滞在を認めていただけるかな?」

「そうね、もう一つだけ質問。貴方、千石恭弥さんでしたか。貴方は、あ〜、教会の人間では無いわね。なぜ天使であるパワーとそこまで仲が良いのかしら?」

「活動地域がかぶっていたからな。紛争地帯や貧困地域でボランティア活動を行っていたんでな。悪魔とか天使の知識は戦場で教えてもらった。弱き者を助けたい。目的が一緒なら細かいことは気にし無い性格なんでな、お互いに」

「似た者同士という奴だ。話がわかる奴でもあるし、肩を並べるに値する男だ」

「そう。そこまでパワーに信用されるなら構わないわ。領内で勝手に行動していた件だけど、貸し1でいいわ」

「堕天しそうなこと、三勢力のバランスを大きく崩すようなこと以外で個人的な物で
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