ハイスクールD×D 歩き始めた男 2
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の教会に近づく魔力を持つ者をV3ホッパーが捉える。この地の治める悪魔だろう。とりあえずは交渉と堕天使達を引き渡さないとな。
「悪魔がこっちに向かってきている。いざとなればあの時みたいに逃げることになるかもしれない」
「……いえ、多分大丈夫だと思います」
「知り合いか?」
「こんな私でも友達だって言ってくれたんです」
「そうか」
なるほど。まともな悪魔であることを祈るよ。優しい顔して近づくゲスも多いからな。地下からトルネードを押して地上に戻り、ちょうど教会に飛び込んできた3人の悪魔と対面する。
「何者だ!?」
金髪の青年の悪魔がどこからともかく剣を生み出して構える。茶髪の青年の悪魔は左腕に赤い籠手を出して、白い髪の少女の悪魔と共に構える。
「オレは、天使パワーの代理でアーシアを保護しに来たものだ。まずは領地で勝手に活動したことを謝罪しよう。緊急を要したため、そちらへの通達を後回しにしたのはオレの責任だ」
それに対してオレは自分の身分と謝罪を行う。それが想定外だったのか、悪魔の青年達は同様する。
「え、えっと、質問いいですか?」
茶髪の悪魔が混乱しながらも質問してもいいかと尋ねてくる。
「ああ、話せる限り話そう」
「アーシアとはどう言った関係で?」
「昔、命を救われた。それがアーシアが魔女の烙印を押される原因の一つとなったと聞いて、調べると何やら堕天使に利用されかけているとわかって駆けつけた」
「それじゃあ、堕天使達は?」
「全員無力化させてある。今は地下で転がっている。ああ、一人も殺していないから。処分はそちらに全て任せる」
「ええっと、すみません、今から僕たちの主人を呼ぶから待ってもらえますか?」
「もちろん構わない。パワーもしばらくすれば来るはずだ」
しばらく待ち、この地を治め、魔王サーゼクス・ルシファーの妹であるリアス・グレモリーと魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹であるソーナ・シトリーとその眷属達、そして中級とは名ばかりの戦闘経験の塊のパワーと体を弄られていない部分が無い改造人間のオレ、そして生物なら何でも傷を治療できる神器を持つアーシアか。中々にカオスだな。自己紹介を終えてふとそう思う。
「まずは緊急とはいえ領内で勝手に行動したことを謝罪する。すまなかった」
最初はパワーからの謝罪から始まる。それから天使側から見た今回の事件の見解を伝える。最後に、アーシアをこちらで保護したいが、ちょっと上がゴタゴタしているのでこのまま駒王の地に滞在することを許してほしいと要請する。無論、悪魔の仕事に干渉することは無いと言い切って。
「ミカエル様からはアーシアの保護を優先するようにとのお達しだ。そのため、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ