ハイスクールD×D 歩き始めた男 2
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情報が回るように調整しておく」
パワーからカードを受け取り、それをトルネードに収納する。
「分かった。また会おう」
「ああ、まただ」
トルネードを飛ばして海へと一直線に飛ばす。そのまま海に飛び込んでから変身し、海底を全力で飛ばして日本まで不眠不休で密入国する。そのままパワーの指示通り一番近いそこそこ大きいカトリック系の教会に向かい、パワーから渡されたカードを神父に手渡す。
「千石恭弥様ですね。お話は伺っております。ここではなんですから奥へ」
「すまない」
奥へと通してもらい、パワーからの情報を伝えてもらう。アーシアの直近の足取りは日本の駒王に向かったということで、その街は今は悪魔の領域に当たる。そのため、教会はないのだが、年若い悪魔が治めているために嘗められているらしく、堕天使とはぐれエクソシストが何かを起こそうとしているそうだ。おそらくはアーシアはそれに巻き込まれているのだろう。パワーも熾天使に報告を終え次第、駒王に向かうそうだ。そのため、オレには先行してアーシアの保護を求められている。
「了解した。オレはこのまま駒王に向かう。パワーに伝えられるのなら出来る限り穏便には済ませるが場が混乱する前には来てくれと伝えておいて欲しい」
「分かりました。貴方に神のご加護があらんことを」
教会から全速力で駒王に向かう。駒王に入ると同時に改良型V3ホッパーを打ち上げる。改良型V3ホッパーは魔力探知機能が付いている。それを使い不自然な場所を探す。反応は幾つかあるが、それらのほとんどは悪魔の住居だろう。反応が集まっているのは2箇所、ひとつはこの町の学園、もうひとつは廃教会。年若い悪魔が治めていると言っていたから、学園ではないだろう。ならば廃教会か。事態は一刻を争う可能性がある。廃教会の扉をトルネードで突き破り、中にいた銀髪のはぐれエクソシストを跳ねる。どうやら地下に集まっているらしく、そのまま地下への階段を降りて入り口の扉と同じように突き破ってから止まる。
扉を突き破った先は広い空間で、4人の堕天使と大勢のはぐれエクソシスト、そしてアーシアが磔にされていた。
「千石さん!?」
「助けられた恩を返しに来たぞ、アーシア」
「貴方、一体何者かしら?フリードはどうしたの」
「オレは千石恭弥。天使パワーの代理としてアーシアを保護しに来た。大人しくアーシアをこちらに渡せ」
「天使の中でも武闘派のパワーの代理だと!?」
「ちっ、魔女の烙印を押しておいて今更回収しようだなんて。すぐに儀式を終わらせて逃げるわよ!!」
「敵対意思有りとみなす。すぐに助けてやるぞ、アーシア。変身!!トォ!!」
変身すると同時に跳び上がり、天井を蹴ってはぐれエクソシストが集まっている部分を狙う。
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