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どうやら俺は主人公を殺したらしい
九話、全ては1話に物語は収束する。NEW
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変化があるとすれば、金髪とその女のような顔立ちか………もしや女体化でもしているのか?」
「にょ、にょたいか? 何それ」

 にょたいか。……何なんだろうか。原作を最後まで読めば分かったことだろうか。

「ふむ、……声質もそうだが、まるで女だな。その姿もまるで騎士みたいな風貌だ。お前の性格とそれは合わんな」
「いや、女じゃねーよ、死ねボケカス」

 女? 俺の中の女っていうやつは、乳晒す奴しかしらねーよ。
 取り敢えず、俺は男だ。
 いや、取り敢えずじゃなくて正真正銘男だ。
 ………ただ、確認はしていない。したことはない。まずできない。
 童貞乙w―――なんて考えたやつは地獄に堕ちろ。まあ、胸ないから男っしょ。2回くらいしか変身したことないから知らないけど。

『え………胸………貧乳……男じゃないのに……我の身体………ぐすん』
『ラビットざまぁぁぁぁぁwwwwwアスカロン大勝利wwww』

 なんかうるさいな。

「で、何しにここに?」
「お前にはない。オーフィスを連れ戻しに来ただけだ。迷惑をかけ―――」
「いや、おっせーよ!?オーフィスもう行ったよ!? さっき行ったよ!? お前何してんだよ、もっと早く来いよ!」

 思わず、口が引きつってしまう。

「フッ落ち着け―――むっ、通信か」
「あ、はいどうぞ」

 ヴァーリの目前に通信用魔法陣が写し出される。それに応答するヴァーリ。……デジャヴ感じるぜ。
 数秒もしない内にヴァーリは通信用魔法陣から顔をこちらに振り向く。

「―――どうやら俺も、これ以上ここで長居の必要はないらしい」
「へー、そうすか。……別に興味ないけど誰とお喋りしてたんすか? まあ、だいたいは見当はつくけどさ。何とかの団あたりですかね?」
「禍の団《カオスブリケード》だ……まあ、隠すつもりはない。どうせ面は割れているだろうからな」

 だからって、言ったら言ったで駄目だと思うけどね。軽いのかな?この集団は。


「美猴と黒歌だ。このどちらかとはデクタ・テイン、お前も会ったことはあるだろ?」
「ああ、多分黒歌っていう人だったと思う。……ただ人相は覚えてないから、あんまし、覚えてねーすわ。相手も忘れてると思うけど」

 やべ。今その美猴と黒歌という名前聞いてピンと来たけど、禍の団の中にそんな名前の奴いたね、確かに。
 てか、まだ原作介入してないのにやっぱり原作知識って失いつつあるのな。

「忘れた………だと?」
「え、何? 何でそんなに驚いてんの?」
「いや………何でもないが………フッ、黒歌と会えば分かる。まあ、俺もそこまで関与できる話じゃないしな。会ってから確かめることだな」

 とヴァーリ 意味深な事を言い出す。
 そんな事言われると気になるの
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