第32話 プチ女子会
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が顔を見合わせて首を傾げた。
ダメージから回復した御坂は、人が変わったかのようにチーズフォンデュを平らげていく。
失ったカロリーを取り戻すべく。
まだ中学生
御坂はまだまだ頑張ります(←?)
「そういえばサソリってどうやって病室を抜け出したんですか?」
佐天がサソリの無断外出を踏まえた上で質問した。
割と厳重だった気がする。
「窓から抜け出したとか?」
「いや、黒子になって正面から堂々と出たわよ」
「し、白井さんにですの?」
「そうそう、そっくりだったわ」
「見た目だけですか?流石に声までは再現出来ませんよね?」
「声と口調もよ」
「!?」
イメージでサソリが白井さんに成りきり
「いきますわ!お姉様!」と元気よくポーズを決めた。
更に、顔を赤らめながら少女漫画チックに恥じらうサソリ
普段のクールで大人びたサソリからは想像出来ない姿だ。
「うわあああああああー!超見たいぃぃ!サソリのそんな姿超見たい!何で御坂さん呼んでくれなかったんですか?」
枕をポコポコ叩いて悔しさを全面的に表現した。
「だって佐天さん、診察中......」
「知ってたらサソリの女装を優先しますよ!誰が好き好んで自分の脳の輪切りを見ないといけないんですか!」
女装ではない
佐天は、折り畳まれた布団に頭を付けて、ブツブツと流行に乗り遅れてしまったかのような心境で身体を震わせている。
「サソリさんって女性になれますの?」
湾内が御坂に訊いた。
「そんなんじゃかった気がするわ。なんか能力を使ってかしらね」
「そういえばサソリさん、わたくしと会った時に泡浮さんの姿をしていましたわ」
「わ、わたくしですの?」
急に出て来た自分の名前に泡浮が自分で自分を指差した。
「確かにそっくりでしたわ。声も雰囲気も全て似ていましたわ」
佐天の耳がピクンと反応した。
あの上品な泡浮さんもサソリは完璧に女装したですと!?
見たい
見たい
見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい見たい
今なら血の涙が流せるくらいに見ていなかった自分が許せない!
「何でそんな事を?」
御坂が眉間に皺を寄せて訊いた。
「わかりませんわ...... ただ、サソリさんの思い出の写真を消されてしまいましたわ」
グズグズと顔を下に向けて落ち込む湾内。
「な、何!サソリそんな酷い事したの?」
御坂が思わず立ち上がった。
「いえ、きっとサソリさんに取ってみれば不快な写真だったのではないかと」
「うわー、これはサソリに説教だわ。ちょっと待ってね」
御坂が置いてあった自分のカ
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