暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第41話デジャブ
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
ライリュウside

まさか翼のあんなショボい技にやられるとわなーーーオレもまだまだって事だな。
つい先ほど、《リトルギガント》とキリトに合流した。逆立った金髪の緑色の侍服を着た《風妖精(シルフ)》のライト。
赤いカンフーの胴着を身に付け、赤いセミロングの髪を中華風の髪止めで止めている《火妖精(サラマンダー)》のキャンディ。
青いラインが入った白を基調とした着物を着た水色のサイドアップの《水妖精(ウンディーネ)》のアリー。
黒いラインが入った青を基調としたフード付きロングコートを着込んだ無造作な黒髪の《影妖精(スプリガン)》のミスト。
オレとキリトは今日ログインしたばかりだから完全に初期装備の両手剣と片手剣、そしてお揃いの黒い服。
キリトは先ほどリーファという《シルフ》の女性プレイヤーを助けて、お礼にオレ達が今いるこの酒場に来た。ちなみにリーファの容姿は、白いリボンで長い金髪をポニーテールにしている。それにーーー見たところ胸もかなり大きい。巨乳金髪ポニーテールか、漫画なんかのヒロインに一人はいてほしいキャラだな。

「じゃあ改めて・・・キリトくん、助けてくれてありがとう!ライリュウくんも、《アルヴヘイム・オンライン》へようこそ!」

「どうも!」

リーファの合図を筆頭に、オレ達はNPCウェイトレスに運ばれてきた紫色の飲料の入ったモンスターの角のようなグラスで乾杯し、一口飲んだ。これはーーーグレープ?SAOの食べ物は結構現実とはかけ離れた味がしたけど、ALOは現実の味とさほど変わらないな。忠実に味を再現出来てる。

「えらい好戦的な連中だったな、ああいう集団PKってよくあるの?」

「《サラマンダー》のシルフ狩りか?」

「うん」

グラスから口を離したキリトの発言から会話が始まり、ライトはリーファに質問し、そうだと返される。
元々《サラマンダー》と《シルフ》は仲が悪かったらしいが、キリトの言っていた集団PKが起こるようになったのは最近かららしい。

「きっと、近い内に《世界樹》攻略を狙ってるんじゃないかな・・・」

「それだ。その《世界樹》について教えてほしいんだ」

「そういやそんな事言ってたね。でも、なんで?」

「オレ達、《世界樹》の上に行きたいんだ。オレにも教えてくれ、リーファ。」

「ライリュウくんも・・・?」

どうやらキリトはリーファに《世界樹》の話を済ませていたらしく、オレもそれを聞く事にする。
《世界樹》の上に行くのは全プレイヤーの最終目標、《グランドクエスト》だそうだ。ALOプレイヤー達の背中にある妖精の羽は飛べる時間がーーー滞空制限が存在する。どんな種族でも、連続で飛べる時間は精々10分が限界で、時間切れになったら日光か月光を浴びて飛翔力を回復するらしい。
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ