第41話デジャブ
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ちなきゃいけないから」
オレ達全員明日は特に用事はない。むしろSAOの一件で学校すら通えていない。まあ4月に政府が廃校の跡地を改装して、SAO生還者の学校を造ってくれたみたいだし、それまで暇だからな。
午後3時にこの店で待ち合わせの約束をしてリーファは左手でシステムウィンドウを出しログアウトをしようとする。ALOのシステムウィンドウって左手で出すのか。そしてリーファがログアウトボタンをーーー押そうとした所をキリトが呼び止める。
「・・・ありがとう」
キリトは改めてリーファにお礼を言い、ログアウトしたリーファを見送ったーーー
「そうだ!ログアウトボタン!ログアウトボタン!ステータス!ステータス!」
「いきなりどうした!?・・・あ、確認か」
当たり前だよ、二年間ログアウト出来ないデスゲームにいたのを忘れるなよ翼。オレはALOで復活したVR世界におけるオレの左手でリーファのようにシステムウィンドウを出し、ログアウトボタンをーーー
「あった!よかった〜・・・」
ログアウトボタンを存在を確認した。これで心配なくALOにフルダイブ出来るぜ。さてと、肝心のステータスはーーー
「なっ・・・!?」
「え?どうしたの?ライリュウくん・・・」
思わず声を挙げてしまい、アリーを驚かせてしまった。何故ならーーー
「いや、なんでもない。そろそろオレもログアウトするよ、みんな、また明日な」
「おう!」
「また一緒に戦えるんやな!」
「頑張ろうぜ、竜」
「うん。未来ちゃん、絶対に見つけよう!」
「キリト、明日からまたよろしくな」
「あぁ、お前の腕を信用してるぜ」
「ユイちゃん・・・また、会えてよかった」
「はい!私もライリュウさんにまた会えて、とっても嬉しいです!」
オレはみんなに挨拶をして、一足先にセーブポイントの上の宿屋に行って、ベッドの上でログアウトしたーーー
******
ALOから現実世界に戻って、オレは現実のベッドで目を開いた。
それにしても、オレのALOのアバターのステータスはーーー
「なんでSAOの・・・」
SAOーーー《ソードアート・オンライン》時代のオレのステータスだった。ALOがSAOのサーバーをコピーした物で、SAOのステータスが一部引き継がれる仕様になっているのならまだ分かる。でもオレの疑問はそこにある訳じゃない。
あのデータは須郷の部下の女性、橘雪乃さんにもらったメモリーカードだった。確かあのメモリーカードは《ナーヴギア》に入れっぱなしで総務省仮想課の役人に渡したはずだ。なのに、どうして須郷の部下がーーー
「どうして橘さんが持ってたんだ・・・?」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ