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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜アルフィン皇女の告白と宣言〜
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いる異種族の方々の内のどなたかですか!?」

リィンの答えに驚いたアルフィン皇女は血相を変えてリィンを見つめ

「……そ、その…………正直、信じられないと思うのですが…………エリゼとエリス、後はアリサとセレーネです……」

頭を上げたリィンは一瞬嘘をつこうとしたが、真剣な表情で自分を見つめるアルフィン皇女には嘘をつくのは不味いと判断し、正直に話した。



「ええっ!?よ、4人もいるんですか!?一体何故そんな事に………」

リィンの口から出た予想外の答えにアルフィン皇女は信じられない表情でリィンに尋ねたが

「そ、その………これには色々と複雑な事情がありまして…………と、とにかくそういう訳ですから、殿下のお気持ちはとても嬉しいですが、殿下のお気持ちには応えられません。」

4人と婚約する事になった”理由”はさすがに話せないリィンは答えを濁してアルフィン皇女の告白を断ろうとした。



「…………エリス達はリィンさんが自分達以外の女性と婚約している事や重婚を認めているのですのよね?」

「は、はい……何故か4人共重婚を認めています。」

「そうですか…………―――なら、そこにわたくしも加わる事もできますわね♪」

「へ。」

そして笑顔で自分を見つめるアルフィン皇女の言葉にリィンが呆けたその時

「ん…………」

「!!!!!!!!?????」

周囲を見回して誰も見ていない事を確認したアルフィン皇女がリィンの唇に口付けをした!



「な、なななななななななっ!?」

アルフィン皇女が離れるとリィンは混乱した様子でアルフィン皇女を見つめ

「―――リィンさん。エリス達が重婚を許しているのですから、わたくし、エリス達と一緒にリィンさんと結婚してリィンさんの妻の一人になる事を目標にしてこれからもリィンさんに振り向いてもらえるような女性になる努力をする事、そしてリィンさんの事を絶対に諦めない事をエレボニア帝国皇女アルフィン・ライゼ・アルノールの名に賭けてこの場で宣言致しますわ♪」

「……………………」

アルフィン皇女の口から出た信じられない宣言に口をパクパクしていた。

(アハハハハハハッ!今の話をエリゼ達に話したらどういう反応をするのかしらね♪)

(ふふふ、話をするも何も彼女の先程の行動は既に見られていますよ?)

(え……―――あっ!)

(フフ、やっぱり気になっていたのかしら?)

その様子を見守っていたベルフェゴールは腹を抱えて笑い、静かな笑みを浮かべるリザイラの言葉に首を傾げたメサイアは遠くから驚きの表情でリィンとアルフィン皇女を見つめて固まっているエリゼとエリスに気付き、アイドスは苦笑しながらエリゼ達を見つめた。




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