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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜アルフィン皇女の告白と宣言〜
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ですので先程のリィンさんの質問に応えますわね。一度しか言いませんから絶対に聞き逃さないで下さいね?」

「わかりました。」

アルフィン皇女の言葉を聞いたリィンは真剣な表情で頷いてアルフィン皇女を見つめた。



「わたくしがリィンさんと文通を続けている理由は勿論、殿方として慕っているリィンさんにわたくしの事をもっと知ってもらい、いつかわたくしに振り向いてもらう為ですわ♪」

「………………………え”。」

真っ赤になって笑顔で自分を見つめるアルフィン皇女の直接的な言い回しの告白に石化したかのように固まっていたリィンは我に返ると呆けた声を出し

「そしてシュバルツァー男爵閣下達と文通を始めた理由は勿論、殿方として慕っているリィンさんのご両親にわたくしの事を気に行ってもらう為ですわ♪」

更にアルフィン皇女は笑顔で追撃した。

(あらあら♪やるじゃない♪正直、ここで告白をするとは思わなかったわ♪)

(ア、アルフィン皇女、凄く度胸のある方ですね……)

(ふふふ、ここまで言われたのならばさすがの超鈍感なご主人様と言えど、アルフィン皇女の気持ちには気付くでしょうね。)

(さて、リィンはどんな反応をするのかしら?)

その様子を見守っていたベルフェゴールは感心し、メサイアは冷や汗をかいて苦笑し、リザイラは静かな笑みを浮かべ、アイドスは苦笑しながらリィンを見つめていた。



「え、ええええええ――――モガッ!?」

そして我に返ったリィンが大声を上げようとしたがアルフィン皇女の両手によって素早く口を閉じられた。

(大声を出さないでください。皆さんに気付かれてしまいますわよ?)

(す、すみません。)

アルフィン皇女の小声の言葉にリィンが頷くとアルフィン皇女はリィンの口を封じている自分の両手をどけた。



「そ、その……何故俺なんかに殿下が………」

「自分を卑下しないで下さい。わたくしにとってはリィンさんは今まで出会った殿方よりも一番素敵ですわ。勿論、わたくしはリィンさんの出自の事については一切気にしておりませんわ。わたくしは一人の女性として”リィン・シュバルツァーという男性”を愛していますわ。」

「……………………………………そ、その、すみません!殿下のお気持ちはとても光栄で嬉しいのですが、俺には既に将来共に歩む事を約束した女性がいるんです。」

アルフィン皇女の話を信じられない表情で聞いていたリィンはエリゼ達の存在を思い出し、何とかアルフィン皇女を思いとどまらせる為に頭を深く下げてエリゼ達の話を出した。



「え……ど、どなたですか!?やはりエリスかエリゼさんですか!?それともアリサさんかセレーネさんですか!?もしくはリィンさんと契約して
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