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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第187話
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……むしろアルフィンと共に来ることで緊張を和らげられればと思ってね。レーグニッツ知事やルーファス君、そしてイリーナ会長やリウイ陛下達もそうだろう。だから君達も何とかステージをやり遂げて欲しい。何より、君達自身のために。」

「……わかりました。精一杯、やり切ってみせます。」

オリヴァルト皇子の言葉にリィンは真剣な表情で頷いた。



「あら、お兄様にリィンさん。殿方だけで何をコソコソ話してらっしゃるんですか?」

「フッ、そこはそれ、男同士の話というやつさ。―――エリゼ君とエリス君の方は我々がエスコートしよう。ステージも同席してもらうから安心してくれたまえ。」

「すみません、助かります。」

「ありがとうございます、オリヴァルト殿下。」

「よろしくお願いいたします。―――それでは兄様。ご武運をお祈りしています。」

「頑張ってください、兄様。」

「ふふっ、リィンさんの勇姿、楽しみにさせて頂きますね♪」

そしてオリヴァルト皇子達はエリゼとエリスと共にその場から去り、リィンは講堂に向かった。



「あれ?オリビエじゃん。」

「おや……君達も来ていたのか。」

オリヴァルト皇子達が学院内を歩いているとヨシュアを連れたエステルがオリヴァルト皇子達に近づいてきた。

「久しぶり〜!しばらく見ない内にモテるようになったのね〜?随分と可愛い娘達や綺麗な人と一緒にいるじゃない。」

「ハッハッハッ!ここはボクにとってホームグラウンドだから、当然の結果さ♪」

ジト目のエステルに見つめられたオリヴァルト皇子は笑顔で答えたが

「ふーん……今度シェラ姉に会った時にオリビエがモテてる事を言ってもいいのかな〜?」

「それだけは勘弁してください……―――アルフィンはボクの妹で、黒髪の娘達は今からステージの準備に向かうリィン君に頼まれたリィン君の妹達で、後ろにいる女性はボクの護衛だよ。」

エステルの言葉を聞いて疲れた表情をしたオリヴァルト皇子はアルフィン皇女達の事を説明した。



「へ?オリビエの妹??」

「では、貴女がアルフィン皇女殿下ですか。」

オリヴァルト皇子の話を聞いたエステルは首を傾げ、ヨシュアは目を丸くしてアルフィン皇女を見つめた。

「ふふっ、初めまして。アルフィン・ライゼ・アルノールと申します。以後お見知り置きを。」

「あ、初めまして。エステル・ファラ・サウリン・ブライトです。」

「ヨシュア・ブライトと申します。」

「なっ!?エステル・ファラ・サウリン・ブライトだと!?」

「”剣聖”カシウス・ブライトの娘にしてブ、”ブレイサーロード”……!」

エステル達が名乗ると鉄道憲兵隊は驚いて声を上げたが

「……口
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