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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第186話
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、悪いけどこれから妹達を案内するから遠慮する。ジョルジュ先輩、そろそろ失礼します。」
「ああ、楽しんでくるといい。ナンパはともかく僕ももう切り上げるかな。君達のステージも楽しみだしね。」
「はは……頑張ります。」
その後旧校舎から出たリィンはエリスと待ち合わせをしている校門に向かった。
〜校門〜
「エリス、待たせたな。」
「リィン兄様。」
リィンに声をかけられたエリスはリィンに近づいた後何かに気付いて目を丸くした。
「兄様……どうしたんですか?少しお疲れみたいですけど……何かあったんですか?」
「はは……エリスにはわかるか。ステージの練習に加えて昨日、色々な事があってさ。」
「色々って……」
リィンの話を聞いたエリスはまた自分の知らない所でリィンが危険な目にあったのかと推測し、心配そうな表情で黙り込んだ後やがて口を開いた。
「……あの、兄様。午後のステージもあるでしょうしどうか少しでも休んでください。私は一人でも大丈夫……というより、ご迷惑でなければ兄様の面倒を見させて欲しいです。」
「はは、大げさだって……」
「あ……」
自分を心配するエリスにリィンは優しげな微笑みを浮かべながらエリスの頭を優しく撫でた。
「昨日も十分、睡眠は取ってるし気力も充実している……下手に休むより、エリス達に学院祭を案内してやりたいんだ。ステージの準備があるから昼過ぎまでで悪いけどさ。」
「兄様……」
リィンの話を聞いたエリスは頬を赤らめて嬉しそうな表情をした。
「コホン、わかりました……それではお言葉に甘えさせていただきます。」
そしてエリスがリィンを見つめて言ったその時
「よかった……どうやら間に合ったみたいですね。」
「姉様。」
「エ、エリゼ?殿下達と共に学院祭を見て回るから後で合流するって話だったけど……」
エリゼが2人に近づいてきた。
「フフッ、エクリア様達が代わりにリフィアを見てくれるとの事ですから、予定より早く合流できたんです。」
「そっか……それじゃあ、早速行こうか、エリゼ、エリス。」
「「はい、兄様。」」
リィンの言葉に頷いた双子の姉妹はそれぞれリィンを中心に左右に並んで歩き始めた。
「ふふっ……まずはどこに連れて行ってくださるんですか?」
「そうだな、まずはU組がやってる屋内庭園なんかに―――」
―――こうして、リィンはエリゼとエリスを一通り案内しながら学院祭を見て回った。
「き、君達は……!」
3人が学院祭を見て回っているとお付きの執事を連れたパトリックが声をかけて来た。
「パトリック……それに
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