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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第184話
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に微笑まれたフィオーラ夫人も微笑みで返し

「ペテレーネ殿とエクリア殿を共に連れていませんが、もしかしてデートでしょうか?」

「……俺達はそのような事をする歳ではない。ペテレーネ達が勝手に気遣って、俺達を二人にしただけだ。」

エリウッド公爵に尋ねられたリウイは呆れた表情で答え

「もう、あなたったら。第一私はまだ20代ですし、デートに年齢は関係ありませんよ?」

「クスクス……」

リウイの答えを聞いてリウイを睨むイリーナの様子をフィオーラ夫人は微笑みながら見つめていた。



「―――挨拶が遅れて申し訳ない、レーグニッツ知事。それにしても、現在の状況で、よく学院祭に顔を出せる暇を作れたな?」

「ハハ、それはお互い様ですよ。それで失礼ですが、陛下とエリウッド公爵閣下達との関係は……」

リウイに見つめられたレーグニッツ知事はフィオーラ夫人を気にしながらリウイに尋ね

「エリウッドは俺の側室の娘――――現在、ケルディックの臨時領主の一人であるサフィナの息子にあたり、俺にとっては孫にあたる。」

「ちなみに私にとってリウイお爺様はひいお爺様にあたりますわ♪」

「何と……!陛下の孫夫婦であられましたか。しかし……サフィナ元帥閣下ともお会いしたことがございますが、私の記憶ではうら若き女性騎士だったはずですが……」

リウイとクラリスの話を聞いて驚いたレーグニッツ知事は戸惑いの表情でエリウッド公爵達を見つめた。



「ハハ、”闇夜の眷属”は人間と比べると寿命が遥かに長いですからね。その関係で人間と比べると老化も非常に遅く、私はこう見えて42歳ですし、母上は77歳ですよ?」

「な……っ!?私は正直、エリウッド公爵閣下もそうですがサフィナ元帥閣下もルーファス殿と同年代かと思っていましたが……」

エリウッド公爵の説明を聞いたレーグニッツ知事は信じられない表情でエリウッド公爵を見つめ

「もう、エリウッド様?みだりに女性の年齢を口にするのはマナー違反ですよ?」

「そうですよ、お父様!帰りにケルディックに寄った時にサフィナお婆様に言いつけますわよ?」

「うっ……頼む、それだけは勘弁してくれ……!」

「クスクス……”空の守護者を継ぐ者”と称えられている竜騎士も家族の前では形無しですね?」

クラリスの言葉を聞いて冷や汗をかいて慌てだしたエリウッド公爵をイリーナは微笑みながら見つめた。



「お父様、お母様!挨拶も終わりましたし、そろそろ学院祭を見て回りたいですわ!」

「っと、そうだったな。―――それでは祖父上、イリーナ様、レーグニッツ知事閣下。私達はこれで失礼します。」

「――――失礼します。」

そしてエリウッド公爵夫妻はクラリスと共に
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