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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第183話
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学院祭なら開かれる。つまり、そういう事さ。」
「現在24:15――――”今日は10月24日だ”。」
「ハハ……サラさんが”無理”と言った理由はもうわかっただろう?」
その時互いの顔を見合わせたトワは苦笑し、ジョルジュとレーヴェは説明し、ヨシュアは苦笑しながらリィン達を見回した。
「あ……」
「そうか……もう日が変わっていたのか。」
「はあ〜……ビックリしたぁ。」
「心臓が縮むかと思いましたわ……」
「サラ、紛らわしすぎ。」
「ぶーぶー!ボクも本当にビックリしたんだからね〜!」
「あんまり冗談ばっかり言っていたら、その内誰にも信じられなくなるよ。」
「おおっ!?エヴリーヌの口からそのような言葉が出てくるとは……成長しているではないか!」
「もう、リフィアったら……」
「うふふ、学院に通っている甲斐はあったようね、エヴリーヌお姉様♪」
「クスクス……」
仲間達と共にサラ教官に突っ込んだエヴリーヌの言葉に驚いたリフィアの様子を見たエリゼは呆れ、レンとペテレーネは微笑み
「やれやれ……悪趣味としか言いようがないな。」
「全くじゃの。」
呆れた表情で呟いたセリカの言葉にレシェンテは頷き
(……”試練”か。)
(あの時、”何か”がリィンさんの左胸に吸い込まれたようですが……)
リウイは真剣な表情で考え込み、エクリアはリィンを見つめていた。
「ふふっ……学院長の言い付けもあるし、今夜はとっとと帰って寝なさい。本番はあくまで”今日”の午後……ステージでの出し物でしょう?」
「はい……!」
「ふふっ、それじゃあシャワーでも浴びに早めに―――」
そしてアリサが嬉しそうな表情で提案しかけたその時、地震が起きた!
「ふえっ!?」
「扉……!?」
「そう言えば……あの赤い宝玉はどこに行ったの!?」
「わ、わかりません……いつの間にか消えていたみたいで……」
エステルの疑問に戸惑いの表情のエマが答えたその時扉は勝手に開いた!
「開く………!」
「こ、これは……!」
「あ――――」
そしてリィン達は自分達の目の前に現れたその場で地面に膝をついてジッとしている巨大な人形兵器らしき存在を見て驚いた!
こうして……旧校舎の”異変”を解決したリィン達の活躍によって、翌日の学院祭も無事開かれる事になった……!
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