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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第182話
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とイリーナはリィンを見つめて小声で会話し
(ペテレーネ様、気付いていらっしゃいますか?)
(ええ、あの眼鏡の女性の傍に控えている黒猫ですね?)
(うむ、意思を持ってここまで来た事と良い、どう考えてもあ奴の使い魔の類じゃろうな。)
エクリア、ペテレーネ、リフィアはセリーヌを見つめて小声で会話していた。
「……リィンさん、胸のアザが疼くんですね?」
「ああ……そうだけど。でも、どうして……?」
「……………………ちょっとしたお呪いです。」
戸惑いの表情をしているリィンの問いかけに答えたエマはリィン達の正面に来た。
「―――ですが、どうやらこの先は尋常ではない場所のようです。リィンさんも含めて……皆さん、覚悟はできていますか?」
「エマさん……」
「その問いかけは一体どういう意味ですか?」
(まあ、間違いなくこの”異変”が何なのか知っていそうねぇ?)
真剣な表情で自分達を見回すエマの問いかけにプリネは驚き、ツーヤは真剣な表情で尋ね、レンは小悪魔な笑みを浮かべてエマを見つめ
「フン、どうやら何かを知っていそうな口ぶりだが……」
「愚問だね。さっさと行って片付けてくればいいだけだよ。」
ユーシスは鼻を鳴らしてエマを見つめ、エヴリーヌは静かな表情で呟き
「セリーヌも……いつの間にかついてきてるし。」
「ニャア。」
マキアスは戸惑いの表情でセリーヌを見つめた。
「俺は―――俺達はみんな、Z組があるからここまで来られた。お互いがお互いを認めて成長し、それぞれの道を目指せるような……そんな強さを少しは手に入れられたんじゃないかと思う。」
「リィンさん……」
「フフッ、言うようになったじゃない。」
「………………」
リィンの言葉にエマは驚き、サラ教官は感心し、レーヴェは静かな笑みを浮かべた。
「そうね。」
「まさか入学した当初、皆とここまでの絆を育めるとは思ってもいなかったが……」
「ラウラ、直球過ぎ。」
「フン、そこの男を認めた覚えはないんだがな?」
「そ、それは僕の台詞だ!」
「あはは……」
「お願いですから、もう仲違いはしないで下さいよ……」
「フフ、ツーヤが一番苦労していたものね……」
「こういうやり取りも含めて俺達”Z組”という事だろう。」
「んー、いいなァ。」
「わたくし達も、もっと早くZ組に来たかったですわ。」
「エヴリーヌも、もうちょっと早く来たらプリネ達ともっと一緒に学院生活を送れたんだけどな。」
「やれやれ、スレたお兄さんには眩しすぎるくらいだぜ。」
(フフッ、”Z組”か……クロウが羨ましいよ。
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