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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第四話 決闘者 ―デュエリスト―
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接してくれた。そして誘えば付き合ってくれた。正直なところブレイブデュエルを始めるにも、始めたいという気持ちは強かったもののひとりでは心細く、踏ん切りがつかなかった部分もあるのだ。でも、一緒にできるなら……と言った紗那の言葉を、断らずに受け入れてくれた。それは紗那にとって、新た世界へと足を踏み出す、何よりのきっかけとなっていたのだった。
「……だから……ありがとう、疾風」
「……お、おう……まぁ、それを言うなら俺もなんだけどな。ブレイブデュエルを教えてくれたのはお前なんだし……お前といると楽しいし……」
ボソッと呟いた疾風だったが、その瞬間恥ずかしくなって咳払いをして誤魔化す。
「ま、まぁ、今見つけられなくてもそんなに気にすることないんじゃないか? 俺たちだってデュエリストになったんだ。デュエリストで居続けて、同じ世界に居続けさえすれば……きっといつか、出会うこともあるさ」
「……そう、だよね……きっといつか、会えるよね……」
疾風の言葉に励まされた紗那は、いつか来る出会いの日を夢見て、そう、笑った。
雑談しながら時間を潰すうち、疾風は時計を見て声を上げた。どうやら時間が来たらしい。
「っと。そろそろ時間だ」
「うん、わかった」
頷きあい、二人一緒に喫茶店のテラス席を立つ。店の前に出て分かれる直前、疾風は紗那にこの後のことを聞いた。
「この後どうするんだ? アズールに行くのか?」
「……そう、だね。たまには一人でデュエルしに行くのも良いかな。話してたらやりたくなってきちゃった。……勉強しに来たのに条件反射でホルダー持ってきちゃったし」
「デュエリストの癖が染み付きつつあるな。……じゃあ、また明日な」
「うん。また明日」
そうして疾風は手を振って去っていき、紗那もアズールに向けて歩き出した。
さて、そんなこんなで珍しく一人でアズールにやってきた紗那。デュエルの用意をした彼女は、対戦相手を誰にしようかとマッチングリストを見ていく。デュエル受付中のデュエリストをスクロールしていくうちに……ふと、あるデュエリストの名前が目に入って彼女は手を止めた。今まで対戦したことがなく、聞いたこともない、初めて見る名前だった。
「……よし。この人にしようかな」
その初見のデュエリストに挑んでみようと紗那はそう呟き、対戦申し込みのボタンを押してフィールドに突入する。バトルフィールドはベーシックな空。純粋にデュエリストの能力のみが問われるフィールドだ。そこまで見て取り、紗那はカードをスラッシュする。
「リライズ・アップ!」
光に包まれて忍装束のバリアジャケットに変身し終え、紗那はいつも通りリンクに話しかけ
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