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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第181話
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リフィアの説明を聞いたアリサは驚いた後信じられない表情をし、クロウは疲れた表情で呟き
「まあ、その代わりARCUSで使われているクオーツは使えないから、ARCUSで使えるアーツを使えないという欠点はあるけどね。」
レンは静かな笑みを浮かべてリフィアの説明を捕捉した。
「フフッ、博士達と共に可憐なるレン君と健気で可愛いティータ君が共に笑い合いながら開発する貴重なシーンに立ち会えた私は幸せ者だよ……!」
「アハハ……アンちゃん、レン姫と一緒に開発した技術者の人達ってそんなに凄い技術者なの?」
酔いしれた様子で呟いたアンゼリカの話を聞いたトワは苦笑しながら尋ね
「ああ。レン君はあのアルバート・ラッセル博士を含めた”ラッセル一家”と協力して私のARCUSを使って、たった2週間近くでARCUSの改良版を作り上げたんだ。」
「”アルバート・ラッセル”博士だって!?」
「”導力革命の父”と謳われているリベールの有名な技術者か……!」
「なるほどな。確かに”導力革命の父”ならばARCUSを分析し、改良版を開発できてもおかしくはないな。」
「う、う〜ん……”ラインフォルトグループ”としては複雑ね……ラッセル博士がARCUSの解析をしたって言う事は”ZCF(ツァイス中央工房)”にもARCUSの情報が知れ渡っているって事だし。」
アンゼリカの話を聞いたジョルジュは驚いて声を上げ、マキアスは目を見開き、ユーシスは静かな表情で呟き、アリサは冷や汗をかいて苦笑した。
「全く、この悪戯仔猫は………相変わらず油断も隙もないわね!というか、ハッキングはクロスベルだったら違法なのよ!?」
「ハハ、ティータ達が目を輝かせて開発している姿が思い浮かんでしまうね……」
「アハハ……そうだね。まあ、おかげでミント達もレンちゃん達が開発したARCUSを貰えたけど。」
エステルはジト目でレンを見つめ、ヨシュアとミントは苦笑し
「うふふ、エレボニアでは”まだ”違法じゃないし、全く同じ物じゃないから問題ないわよ♪」
エステルの注意に対して小悪魔な笑みを浮かべて言ったレンの言葉にその場にいる多くの者達は冷や汗をかいた。
「さてと。話は免れたが……”Z組”が旧校舎の探索に向かう事を常任理事の俺が許可しているのだから、文句はないな?ヴァンダイク学院長。」
「やれやれ、理事であるリウイ陛下の意向ならば仕方ありませんな。―――現在、19:45。Z組の面々は24:00までの探索を許可しよう。それ以上はさすがに”明日”に障りがあろうからな。サラ君、レオンハルト君。君達は陛下達に同行してZ組の生徒達を守ってやってくれ。」
「はい!」
「了解した。」
リウイに視線
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