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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第180話
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いでしょうね。」

「恐慌が起きるかも。それも結構大きいヤツが。」

「しかも銀行からお金を引き出せなくなりますから、民の生活にも支障がでるしょうね……」

エマの話に続くようにフィーとセレーネはそれぞれ推測し

「ねえ、プリネ。メンフィルも影響あるのかな?」

「…………少なくともゼムリア大陸にあるメンフィル領には影響が出てしまうでしょうね……まあ、いざという時の為に溜め込んである国庫に莫大な資産がありますから、それを切り崩せば早期に解決は可能ですが……」

エヴリーヌに尋ねられたプリネは真剣な表情で考え込みながら答えた。



「フン、公爵家も資産の一部をIBCに託してはいるが……」

「んー、でもわかんないんだよねー。このまま両帝国と共和国を怒らせたら自治州自体が消えちゃいそうなのに。」

「……それも覚悟の上か、それとも別の狙いがあるのか。」

ユーシスとミリアム、ガイウスはそれぞれ考え込んでいた。



「しっかし、この状況でお前らの家族は来れんのか?お偉いさんが揃い踏みだろ?」

「それは……確かに厳しいかもしれません。学院の理事である以上、顔くらい出すと思ってましたが。」

クロウの指摘を聞いたマキアスは考え込み

「うーん、ウチは姉さんはともかく父さんはちょっとわからないな……」

「私の所も……祖父はともかく母は厳しいでしょうね。」

エリオットとアリサは困った表情をしていた。



「ふむ、オレの所は弟が遊びに来るくらいだが……」

「俺の所も帝都から妹が来るくらいだから問題ないな。……ただ、リフィア殿下お付きのエリゼはちょっとわからないな……一応予定では明日の学院祭にリフィア殿下も顔を出すからその時にお付きとして同行するそうだけど…………ラウラとユーシスの所も、一応来る予定なんだろう?」

「うむ……ただ知っての通りあのような立場になったからな。状況次第という所であろう。」

「フン……俺の兄もわからんな。自由の利く立場のはずだが最近、色々動いているようだし。」

リィンに尋ねられたラウラは考え込みながら答え、ユーシスは真剣な表情で答えた。



「さっき連絡があったけど全員、いらっしゃるそうよ。」

その時サラ教官とレーヴェが食堂に来た。

「サラ教官……レオンハルト教官……」

「それ、本当なんですか?」

「ええ、今日のうちに改めて学院に連絡があったの。実際、クロスベルの状況はすぐに帝国内に影響が出る程危機的なものではないし……それよりは、各行事に参加して関係者を安心させたいみたいね。」

「そ、そうですか……」

「なるほど……少し安心しました。」

サラ教官の答えを聞いたマキアスとラウラは
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