第5章
冥界合宿のヘルキャット
第105話 夏休み、終わります!
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンマー!」
『Boost!』
イッセーはミョルニルを頭上へと持ち上げる。
「グッ、重いけど、やれない訳じゃない!」
「させるか!」
「それはこっちのセリフだ!」
俺の叫びと同時にロキの妨害を阻止しようと、副部長の雷光、塔城の炎、イリナの光力、ライニーの銃撃、アルミヤさんの聖剣の掃射、会長の魔力が放たれる!
「ッ!?クソッ!ザコの分際でッ!」
ロキは慌ててその場から離れようとするが、俺のオーラの龍腕と匙のラインがロキを縛り付ける!
「逃がさねえぞ!」
「テメェはここで終わりだ!」
「忌々しいドラゴンがぁッ!!」
『Transfer!!』
イッセーの持つミョルニルに力が流し込まれ、ミョルニルが巨大化する!
「若手悪魔を……舐めんなァァアアアアッ!!」
力いっぱいに振りかぶられたミョルニルがロキに迫る!
「おのれ赤龍帝ッ!?おのれオーディンッ!?」
ドガガガガガガガガガッ!
ミョルニルがロキを捉え、凄まじい程の雷が発生し、ロキの身を包み込んでその身を封印していく!
「こんな悪の神より、乳の神とかに会いたいもんだぜ!」
イッセーらしい言葉を吐くと同時にロキは封印されていった。
『……ただではやられん。呪いあれ。存分に苦しむが良い……』
……なんだ?今何か聞こえた様な?気のせいか?
一瞬朧気な声が聞こえたが、すぐに聞こえなくなった。
「……激闘の疲れで幻聴でも聴こえたのか?」
ま、クタクタなのも事実だし、体中もあっちこっち痛ぇ。正直、ぶっ倒れたい。
「大丈夫かよ、明日夏!?ボロボロだぞ!?」
俺の身を案じて、イッセーが駆け寄ってくる。
……って言うか……。
「貰ったもんの中身ぐらいちゃんと確認しろよバカ!このバカ!本気で死んだかと思って、焦ったんだぞ!」
生きていた事に対する安堵も喜びあったんだが、無駄に心配掛けされた怒りの方が強く、思わず怒鳴っちまった。
「わ、悪かった!?悪かったって!?うおっ!?」
千秋が涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら抱き着かれ、イッセーは尻餅を着く。
「イッセー兄!イッセー兄ッ!」
「……ごめんな、千秋。また、心配掛けちまったみたいだな」
イッセーは頭を撫でながら千秋を宥める。
「まったくだ。とりあえず、一発…いや、十発殴らせろ?涙ですっかり元気なんだろ?」
「えっ!?」
「いや、やっぱ、猛虎鉱爬山十発だ!」
「死ぬ!?今度こそ俺死ぬって!?」
「安心しろ。死なない様に加減してやるからよ」
「明日夏先輩の言う通り、イッセー先輩は私達に心配掛け過ぎです!殴られるべきです!」
「ええぇっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ