レイジングハートを探しました
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「残念ながら俺はお前が大好きだ、全て諦めろ」
《最悪です》
「俺は最高だな――さて帰るか、集束魔法――ブレイカーなんて使ったから魔力も身体もボロボロだ」
《……この魔力はブレイカーを?》
「そうだよ、美味かったか?」
《死にたいのですか? 貴方の様な小さな子供が集束魔法なんて使ったら負荷が一生残ったりするんですよ?》
「お前の口からそう言う台詞が聞けるとは思わなかったな、心配してくれるのは嬉しいが本格的に使ったのはお前が初めてだ」
《いたずらに使わないと約束してくれますか?》
「約束は出来ないな、必要なら遠慮なく使うから、その時はよろしく頼むぞ」
《最悪です》
「俺は最高にハッピーだな……あぁ、最高にハッピーだとも!! お前は道連れだッ!! 俺の全財産を持って強化しまくってやるから覚悟しろ!!」
整備に手を抜いて負けましたって言われたくないからな!
「さあ、行くぞ!! ……そういえば、まだお前の名前を聞いてなかったな? 名前は?」
《……レイジングハートです、マスター》
「よし、行くぞレイジングハート、地獄への片道切符だッ!!」
《――この子を正しい道へと導かなければ》
「何か言ったか?」
《いいえ、マスター》
こうしてレイジングハートを手に入れた俺は早々に発掘を打ち切りデバイスショップへと向かった。
ミッドのデバイス街でアキハバラと呼ばれる地帯に俺は来ていた。
餅は餅屋、デバイスに命を掛けている職人にレイジングハートを丸投げするのだ。
《マスター、これから何をするのですか?》
「お前を可愛がってくれる人を紹介してやる、幸せ者だよお前は」
《どのような方なのですか?》
「会えば分かる」
数分後、待ち合わせの相手がやってきた。
「ユーノ君、お久しぶりー、元気してた?」
「久しぶりだな、フェレットもどき」
「お久しぶり、ユーノ君」
上からエイミィ、クロノ、マリエルの順番だ。
未来知識って便利だよ、管理局の士官学校とかデバイスショップを調べてたら見かけたんで声を掛けた。
愛想が無いだとかもっと子供っぽく笑った方が良いよと言われたので、フェレットになって愛嬌を振りまいたら大盛況でな。
それ以来クロノからフェレットもどきと呼ばれるようになった。
「この子が見て欲しいデバイス?」
「ええ、発掘したてのホヤホヤなので、たっぷり可愛がってください資金はありますので使用者の負担は度外視で」
「ム、そう言うのは良くないですよユーノ君、デバイスは持ち主の魔力資質に合わせないと大怪我しちゃいますよ」
「メインで使うのは俺じゃないんです、集束と砲撃に耐えられるようなフレームにしてください」
「じゃあ、この子が前に言ってたブラスター用の?」
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