6部分:第六章
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すか」
「簡単に言えば日本があります」
「日本がですか」
「そうです、日本がです」
こうゴンザレス神父に話すのだった。
「日本があります」
「神道の日本ですね」
「そうです。それでどうされますか?」
「是非共」
ゴンザレス神父も笑顔で応える。
「そうさせてもらいます」
「そうですか。それでは今から」
「はい。しかしですね」
ここでゴンザレス神父がまた首を傾げさせて言ってきた。
「私達にしてもです」
「私達も?」
「こうして一緒にいますが」
こうパヴァロッティ神父に話すのだった。
「誰も何も言いませんね」
「私達に対してもそうですね」
「ええ」
それを聞いて返すパヴァロッティ神父だった。
「それはそうですね」
「同じですね。やはり日本では」
「宗教が違うからといってそれでどうこうされはしません」
「いいことですね」
ゴンザレス神父は微笑んで述べた。
「それもまた」
「そういうことですから。それでは今から」
「行きましょう」
こうして二人はそのまま神社の中へと入って行った。周りの人達は何も言わずそのまま行くことができた。そうして日本をそこに見るのであった。日本のその姿をだ。
悔いあらためよ 完
2010・1・25
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