第5話 夜襲
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、まあ良くは無いものだったよ…。
その日の夕食は、司馬防さんお手製の料理だった。
大変、美味です。
夕食の席には司馬防さんや司馬懿さんの他に、司馬朗さんもいた。
歳は司馬懿さんより8つ年上の、16歳の司馬朗さんがいた。
いやはや、司馬防さんによく似て美人だ。
唯一の違いは、司馬朗さんの性格がフワッとしたことだ。
「徐晃ちゃん、美味しいねぇ〜」
司馬防さんの作った夕食を、正面に座っている司馬朗さんがフニャッとした笑顔を浮かべながら話しかけてきた。
「そうですね、美味しいです」
「卯月も料理は得意でしょう」
「え〜、母上には負けるよぉ〜?」
何というか、力が抜ける口調だよ。
司馬朗さんも料理は出来るみたいだが、やはり司馬防さんの方が上手らしい。
司馬懿さんは、リスのように膨らませながら何も言わずに料理を貪っている。
頬袋でもあるんかい。
「お口に合いますか、徐晃殿」
「はい。非常に美味しいです」
「…ありがとうございます」
素直な感想を口にすると、司馬防さんは一瞬驚いた顔をした後、笑みを浮かべた。
妖しい笑みとか妖艶な笑みでもない、自然の笑顔って感じだ。
絵になりますなぁ…。
ちなみに、母は司馬防さんから貰った酒ですでに潰れている。
母は酒好きだが、弱い。非常に弱い。
果物の酒でも酔い潰れて、寝てしまうほどだ。
「あら、お母様の方は寝てしまわれましたか」
「申し訳ありません。弱いのに、お酒が好きでして」
「私も強いほうではありませんが、お酒は好きですよ。ですが、そのままではいけませんね。閨にお運びしましょう」
司馬防さんが手を叩くと2人の女性が現れ、熟睡している母を運んで行ってくれた。
武官じゃない女性でも力あるんだな、この世界は。
それから、多少の会話も交えながら食事も終わり、俺も部屋へと戻った。
と言っても、母と同じ部屋だが。隣では母が相変わらず爆睡。
この身体はまだ子どもだし、さすがに俺も眠いな。
目を閉じると、1分と経たずに俺は眠りについた。
夜中。
不思議な感触を覚えて目を覚ました。
何やら下半身が気持ちいいぞ。正確に言えば、俺のチンコだ。
下へと視線を向けると、布団が膨れ上がっている。
おいおい、俺のチンコはこんなにでかかったのか。
…って、そんなわけあるか!
布団をめくり上げると、そこにいた人物に俺は言葉を失った。
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