"女王の娘たち"計画・記録
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も深い愛情を抱いている。
これは誕生後、数年間に渡って乙姫との接触をしていない人工体であっても対面すれば即座に友好的な態度を示す。
乙姫もまた誕生後に一切接触していない人工体であっても深い愛情とその個体に対する知識を有する。
経過観察は続行中だがどの人工体も今のところ活性化の兆候を見せていない。
また乙姫が使用していた未知の言語に対する理解も全くない。
■■■人工体リスト
名称は人工体自身が名乗ったものを記載している。
K-【010058】 ハバ・グレネーデス(■■■■■■に移動)
K-【000244】 写軒(■■■■■■■■■■に移動)
K-【145800】 オプトソン(■■■■■に移動)
K-【458926】 鴉風月(■■■■■■■■■に移動)
K-【158001】 天衝(■■■■■■■■■■■■■に移動)
K-【111558】 海人駆(■■■■■■に移動)
K-【946729】 長門(本部に在籍)
K-【943608】 陸奥(本部に在籍)
付記 1938年3月18日
上記およびこれ以降の人工体の名簿は1938年3月18日をもって文書■■■■(検閲および削除)に移されます。
聴取記録─1941年2月25日
宮崎研究員による聴取が行われました。
対象者:乙姫 人工体 長門
聴取時の長門の年齢は3歳3か月。
宮崎:白ちゃん、おはよう。記録をとってもいいかな?
乙姫:ええ、大丈夫ですよ。
宮崎:よし、じゃあ、おはよう。
長門:<沈黙>
乙姫:ほら、挨拶は?
長門:おはよう……ございます。
宮崎:うん、よく出来たね。
君にいくつか聞きたい事があるんだけど良いかな?
長門:……うん。
宮崎:ありがとう。
じゃあまず初めに名前を教えてくれるかな?
長門:長門……って言います。
宮崎:いい名前だ。
名前は誰からつけられたのかな、お母さんかな?
<長門は乙姫の顔を見る>
乙姫:覚えてる事を話してみて。
長門:分かんない……最初から長門……。
宮崎:そうか。
前にあった事は覚えてるかな?
こうやってお母さんに会う前の事。
<長門は不安の兆候を示す>
長門:ピカって光って。
煙がたくさん出て……怖く……て。
<長門は泣き始め、乙姫にしがみつく>
宮崎:すみません。
マズい事を聞いちゃったみたいで。
乙姫:気にしないでください。
この子すぐ泣いちゃうから
よけ
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