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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第八話 チート同士の対面です。
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ら、もうそのような放蕩を行える年齢ではないでな」
「失礼いたしました」
思わず頬が赤くなってしまった。閣下にはかなわない。
「実を言うとな、此度の女性士官学校、あれの建校を進言したのは、あれなのでな」
「ランディール侯爵家のご令嬢が!?」
まさかと信じられなかったが、このような時に冗談を言う閣下ではない。
「うむ。じゃが、あれも必要以上に出しゃばらぬ。出る杭は打たれるという考えをもっておるでな。それでいて儂と話すときにはの、今の帝国ではなく、5年、いや、10年先を見据えたような話しぶりじゃ。残念じゃの、この帝国の体勢がもう少し軽ければ、あれは宇宙をはばたき、自由に駆ける英雄となれたじゃろうに」
グリンメルスハウゼン子爵閣下がそこまで激賞することなどめったに、いや、初めてと言っていいのかもしれない。
「儂の孫を士官学校に入れるのはの、いずれあれの手助けをさせるためなのじゃよ」
「ほう?」
ご自分のかわいいご令孫をそこまでとは、先ほどの女性はよほどの器量の持ち主なのだろう。
「じゃが、あれはそれを断りおった。自分は上に立つべき器量はない、自分にはいずれお仕えするべき人がいるのだとくどいほど申しておる。それが誰かということはあれは教えなんだでな」
閣下はゆっくりとテーブルわきのカップを取り上げると、お茶をすすった。
「ケスラーよ」
「はっ」
「荷が重かろうが、どうかあれも気にかけてやってほしい。そしてあれが持つ大望を成就できるよう手を授けてやってほしいのじゃ」
「それが、どのような願いでも、でしょうか?」
私がこういったのは、ある意味危険なことだったのかもしれない。言葉には出さなかったが、それが忌まわしい野心の開放になるというのであれば、私はそれを断る気でいる。
「それは卿が見極めることじゃの」
閣下のお答えは私には予想できたものだった。よろしい、ならば私はあの女性の力量を見極めることとしよう。
■ エステル・フォン・グリンメルスハウゼン
アレーナお姉様がいらっしゃった。私をおじいさまがお呼びだとおっしゃっている。でも、お姉様、私とても不安なのです。私はお父様みたいに勇敢な軍人ではなく、ただの内気な女だというのに、そんな私に士官学校に入校せよとはいったいどういうお考えなのでしょう?
「不安なのね。それもそうよね。環境もガラッと変わるし、人も貴族じゃなくて色々な人が来ているし、人見知りのあなたには大変な環境だろうと思う」
お姉様はまるで平民みたいな話し方をなさるけれど、でも、社交辞令で飾り立てている貴族の方々と違って、そのお言葉にはお気持ちがたくさんあふれていらっしゃった。
「ええ、不安なのです。私はそれほどできるほうではあり
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