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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第179話
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ん!あの時のママ、とってもカッコよかったよ♪」
「僕にとっては忌まわしい出来事だったよ……ハア……」
同じ頃ケルディックの宿屋の一部屋を借りているエステル達は明後日に向かう学院祭の事について話し合っていた。
「そう言えばプリネ達の手紙ではリィン君達が契約している異種族の人達もそうだけど、アイドスさんも演奏会に参加するって書いてあったわよね?」
「えへへ、どんな演奏会になるのか、とっても楽しみだね♪」
「ハア……女神が人と混じって、大衆の前で音楽を演奏するなど前代未聞すぎますわ……」
「ハハ、明後日が楽しみだね。(まあ、詳しい事情を説明されていないセリカさんは間違いなく驚くだろうけど……)」
ある事を思い出したエステルとミントは興味ありげな表情をし、フェミリンスは疲れた表情で溜息を吐き、ヨシュアは苦笑しながらある人物を思い浮かべた。
〜同時刻・???〜
「ハア、リタちゃんがいないとテンション下がるな〜。セリカさ〜ん。どうしてリタちゃんまで残りの”使徒”の方達をこっちの世界に連れて来る為に一端帰らせたんですか?シュリさんだけで充分だと思うんですけど?」
同じ頃、謎の飛行艇の一室にいるエオリアは溜息を吐いた後不満げな表情でセリカを見つめ
「……リタには”冥き途”のタルタロスに説明してナベリウスを連れて来てもらう為に必要だから帰らせただけだ。それにレシェンテがいるのに不満なのか?」
エオリアの問いかけに答えたセリカはレシェンテを抱きしめているエオリアを呆れた表情で見つめた。
「当然です!という訳でリタちゃんが帰ってくるまで、レシェンテちゃんとメティちゃんがリタちゃんの分を補ってね♪」
「ええい、離せ!クッ、こんな事ならわらわもシュリと一緒に屋敷に戻るべきだったのじゃ……!セリカ!頼むから助けてくれ!”使徒”を助けるのも主の務めじゃろうが!?」
(そんな事になれば、メティが一番被害を受ける事になるだろうが!?)
エオリアに頬をスリスリされたレシェンテは嫌がり、心底後悔した様子を見せ、セリカに助けを求め、レシェンテの言葉を聞いていたセリカの身体の中にいるメティサーナは疲れた表情で声を上げた。
「仕方ないな…………―――エオリア、今から”使徒”としての役目をしてもらうぞ。」
レシェンテに助けを求められたセリカは溜息を吐いた後エオリアに近づき
「え”。ま、まさか……」
セリカの言葉を聞いてある事を察したエオリアが表情を引き攣らせると共にレシェンテを抱きしめていた両手の力を緩めた。
「今じゃ!―――セリカ、エオリア!わらわはリースの部屋に泊まらせてもらうから、今夜は帰ってこんからな!」
「あっ、レ
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