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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第177話
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」
「あはは、ボクたちと違ってデザインは同じみたいだけどー。」
女子達はそれぞれ感想を言い合ってリィン達を見つめた。
「まあ、期間も期間だったから違うデザインにはできなくてさ。」
「野郎のステージ衣装なんざあんま凝っても仕方ねえだろ。華は女子どもに持たせて男子はあえてお揃いにする……これぞメリハリってヤツだぜ。」
「フフ、なるほどな。」
「髪の色や背の高さが違うから逆に引き立つかもしれないね。」
クロウの説明を聞いたガイウスは静かな笑みを浮かべ、エリオットはリィン達を見回して納得した様子で頷いた。
「フン、この手の衣装なら俺は着なれてなくもないが……お前が着ると正直、冗談にしか見えんな。」
「ほ、放っておいてくれっ!誰が好き好んで、こんなエセ貴族風の格好を……言っておくが、同じこの格好で僕と一緒に歌うというのを忘れてるんじゃないだろうなっ!?」
口元に笑みを浮かべて自分を見つめるユーシスの指摘を聞いたマキアスは疲れた表情で反論した後ジト目でユーシスに指摘し
「ぐっ……思い出させるな。」
マキアスの指摘にユーシスは唸り声を上げてマキアスから視線を逸らして疲れた表情になった。
「よーし、そんじゃあ今夜中に出来る限りのリハーサルをやっちまうぞ!」
「今日を入れて1日半……もう本当に時間がないから。みんな、ノーミスで行かない限り今夜は帰れないと思ってね?」
「無論、異種族達の皆も同じで、その主達も同じだぞ?」
エリオットとアムドシアスの言葉を聞いたリィン達は冷や汗をかいた。
「何だ……その有無を言わせぬ迫力は。」
「貴方、音楽になるとほんと人が変わるわね……」
「はあ……今夜は帰れるのかな。」
「エヴリーヌ、早く寝たい……」
「フフ、そのためにも全力で頑張って、ノーミスで成功させましょうね?エヴリーヌお姉様。」
「ふふっ、後で全員分のお夜食をお持ちいたしますね。」
「シャロンさん。そういう問題では……」
「まあ、こうなったら肚を括るしかないだろう。」
「……もういいです……こうなったら恥も外聞も捨てて開き直るしか……ブツブツ……」
「フフ、これもみんなが手を取り合う為への小さな一歩として全力で頑張るわ。」
エマが独り言を呟いている中、アイドスは微笑んでいた。
「い、委員長……?」
「いいんちょが壊れた!?」
「こっちに帰ってきてください、エマさん!」
エマの様子を見たリィンは戸惑い、ミリアムは驚き、セレーネは必死の表情になり
「まあ、そっとしておくがよい。」
「そうですね……」
疲れた表情で言ったラウラの言葉にツーヤ
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