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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
終章〜士官学院祭、そして―〜 第176話
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「ああ、その時は頼む。」

「ふふ、練習も含めてせいぜい頑張りなさい。あたし達は見回しとかしてるから何かあったら連絡して。」

「とりあえず衣装が届いたら全員ARCUSに連絡するぜ。今日中に衣装合わせだけはしておきたいからな。」

その後Z組は解散してそれぞれ学院祭の手伝いを始め、リィンはトワの元に向かって課外活動の内容が書かれてある封筒を受け取った。



〜校門〜



「―――それじゃあ、よろしくお願いするねー。」

「ええ、任せてください。」

トワから封筒を受け取ったリィンは課外活動の内容を確認した。



「はは……学院祭関係ばかりですね。しかし、トリスタの商店街も随分協力してくれていますね?」

「うん、毎年恒例なの。ラジオ局ともちょっとしたタイアップなんかもしてるし。わかりました、トリスタ方面もなるべくフォローしておきます。」

「うん、お願いねー。あ、でもステージの方もおろそかにしちゃダメだよ?クロウ君から聞いてるけどかなりの仕上がりなんでしょ?」

「ええ、本格的なリハーサルはこれからなんですけど…………でも、身内も来ることですしやれるだけはやってみますよ。その……アンゼリカ先輩も見に来てくれるんですよね?」

トワの言葉に頷いたリィンは学院を去ったアンゼリカを思い出し、トワに尋ねた。



「うん。アンちゃんの話だと1日目は無理だけど、2日目はレン姫がリウイ陛下達と一緒に学院祭に来るからその時の案内兼護衛として来れるんだって。」

「そうですか…………って、リウイ陛下達も来訪されるのなら、絶対に成功させないといけませんね、ハハ……」

トワの話を聞いて明るい表情で頷いたリィンはある事に気付いて冷や汗をかいて苦笑した。



「フフッ、そうだね。アンちゃん達を含めた学院祭に来るお客さんたちに思いっきり楽しんでもらえるようお互い頑張ろう?君達のステージも含めて学院祭自体を成功させることで。」

「……はい、全力でやってみます。ヒントをくれた会長にも格好悪い所は見せられませんし。」

「あ……えへへ。うん、楽しみにしてるね!

その後トワと別れたリィンは課外活動を始めた。

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