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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第175話(インターミッションU終了)
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ろうな……」
「ええ……彼女は何といっても自然と同調している”精霊”を統べる”精霊王”と同等の存在ですからね……」
アリサは信じられない表情をし、マキアスとユーシスは疲れた表情をし、ガイウスの言葉にエマは重々しい様子を纏って頷き
「雪崩に巻き込まれてしまったあの方……大丈夫でしょうか?」
「気にする必要はないと思う。今回の元凶で”結社”の”執行者”だから、むしろ今ので死んでいたらラッキーだね。」
「ア、アハハ………さすがにちょっと可哀想な気がしてきたよ。」
「まあ、名乗る暇すら与えて貰えなかったのだからな。」
心配そうな表情をしているセレーネに答えたフィーは静かに呟き、エリオットは冷や汗をかいて苦笑し、ラウラは困った表情で雪崩が去った場所を見つめていた。
「くふっ♪元凶にもお仕置きをしたし、これで一件落着でいいんじゃないの?」
「あ、ああ……それじゃあ、戻ろうか。(というか、エヴリーヌさんとリザイラの問答無用な攻撃のお蔭で怪盗”B”が何の為にこんな事をしたのか、全然聞けなかったんだが……)」
そしてリィン達はユミルへと戻って行き、ユミルに戻った後リィン達は線路の雪だまりを除去し終えた後動けるようになったケーブルカーで帰る事にし、シュバルツァー男爵達に見送られようとしていた。
〜ユミル・ケーブルカー乗り場〜
「そうですか……もう出発するのですね……」
「はい……予定より少し遅れてしまいましたが、父さん、母さん……元気で……」
残念そうな表情をしているルシア夫人の言葉に頷いたリィンはシュバルツァー男爵とルシア夫人を順番に見回した。
「本当にお世話になりました……!」
「気を付けてな。」
「兄様や皆さんにはもっとごゆっくりして頂きたかったのですが……」
両親と共にリィン達を見送るエリスは残念そうな表情でリィン達を見回した。
「”身喰らう蛇”がまさかユミルに姿を現すなんてね……それでリィン。”怪盗紳士”はリザイラが起こした雪崩に巻き込まれたそうだけど死んではいないのね?」
「はい、リザイラの話では山の麓まで流されたけど生きている事はユミルの山に住む精霊達に聞いたようです。」
「そう。チッ、そのままくたばってくれたら”執行者”が一人減ってラッキーだったんだけどね。」
「だったら、次に会った時はエヴリーヌが殺してあげるよ、キャハッ♪」
リィンの答えを聞いて舌打ちをしたサラ教官と凶悪な笑みを浮かべて言ったエヴリーヌの物騒な発言を聞いたリィン達は冷や汗をかいた。
「今回の狙いは結局何だったのかわからずじまいだったけど……」
「テロリストに手助けしているくらいだ……組織として他
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