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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第174話
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「というか、レンは8歳の頃から族の討伐とかに参加して人を殺しまくっているから、それと比べれば大した事ないよ。」
「例え何が起きてもオレ達が傍にいるんだ。心配はないだろう?」
「いつでもそなたの力になろう。」
「一人じゃ無理でも、みんなと一緒なら大丈夫なんじゃない?」
「みんな……ありがとう……!」
仲間達の気遣いにリィンは明るい表情をし
(フフ、青春ね〜。)
(クスクス、リィン様は本当に仲間に恵まれている方ですね……)
(ふふふ、さすがは私を敗北させただけはありますね。)
(フフ、本当に暖かい人達ばかりね、リィンの仲間達は……)
その様子をベルフェゴール達はそれぞれ微笑ましそうに見守っていた。
「―――この先は渓谷の上流だ!この異変を止める為に、改めて力を貸してくれ!」
「おおっ!!」
そしてリィンの号令に仲間達は力強く頷いた!その後先を進んでいたリィン達だったが、吹雪き始めた為、進行速度が遅くなり始めた。
「このあたりは吹雪いているな………」
「前がほとんど見えないです……」
「寒い……」
ユーシスは警戒の表情で周囲を見回し、セレーネは不安そうな表情をし、エヴリーヌはジト目で呟いた。
「ここが上流……渓谷の泉にあたる場所だ。いつもなら、ここから水が湧き出ているはずだけど、今は完全に凍り付いているな……ん?」
先頭を歩いていたリィンは何かを見つけた。
「あの石碑……何だか青白く光っている……それに……不思議な文様が浮き出ているみたい……!」
「ローエングリン城で見たかのオーブを思い出させるが……」
「ああ……確かに……ああっ!?」
「な、何だ!?」
青白く光り、文様が浮き出ている石碑を見つけて何かを思い出して声を上げたリィンを見たマキアスは驚いた。
「思い出した……!8年前、俺はあの石碑に触っている……!手に反応して、あんな文様が浮かび上がって来て……みるみる湧き水が凍り始めると思ったら、今みたいな大雪が降り始めたんだ……!」
「それは……何かしら、関係がありそうですね……!」
「何故、それを今まで言わなかった!?」
リィンの話を聞いたエマは考え込み、ユーシスはリィンを睨んだ。
「いや……すまない……俺も完全に忘れていたんだ……もしかすると、無意識の内に記憶の隅に追いやっていたのかもしれない……俺が石碑に触ったばかりに、エリゼとエリスを危険にさらしてしまったんだから……」
「そんな……リィンのせいじゃないよ!」
「ありがとう、エリオット。とにかく、あの石碑が大雪の元凶である可能性は高そうだ……!何とかする方法があればいいんだが
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