第114話
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な連中を捕まえる程度じゃないか?」
「そういえば……たしかリベールの飛行船が不時着していたはずだろう。そちらへの対応はいいのか。しかもメンフィルの戦艦もそっちに着陸したんだろう?」
「教授たちが戻るまでは放置しておけとの命令だからな。ま、船を修理するまでは連中だって何もできないだろうさ。それにメンフィルも不時着した船の修理を手伝っているだろうから、こっちには来ないだろうよ。……というか来てほしくないぜ。」
「確かに……ロレントに向かい、殲滅された奴等で今回の戦力の7割が減ってしまったからな……もし、今の状況でメンフィルに攻められたらと思うと……ブルブル!想像したくねえ…………」
「縁起でもない事を言うなよ………」
エステル達が探索を始めた場所――そこには”グロリアス”が停泊していて、見張りの猟兵達が談笑していた。
(”グロリアス”……こんな所に停まってたんだ。)
(ジークの言っていた通り浮遊都市の東側でしたね……。それにしても、なんて大きい……)
物陰に隠れて様子を窺っていたエステルは真剣な表情でグロリアスを見つめ、クローゼはグロリアスの大きさに驚いていた。
(…………ファーミシルス、俺だ。例の”方舟”を見つけた。地上部隊の兵達を地下道を通らせて、こちらの近辺の地下道の出入り口付近に陣を作らせろ。……ただし、敵に気付かれない為に、地下道の中に陣を作らせろ。それと工作部隊に約〜アージュの橋を2つ造らせておけ。勿論、迅速でな。)
(ハッ!)
一方リウイはエステル達から離れて、無線機らしき物でファーミシルスに連絡を取っていた。
(……どうやらドルンさん達を助けるチャンスみたいだね。)
(教授と執行者たちが出払っているようですからね。)
(空賊団の救出もあるし思い切って突入してみようか?)
一方リウイの様子に気付いていないヨシュアとクローゼは話し合っていたが
(ちょ、ちょっと待って。突入するのはいいけど、ジョゼットに声をかけた方がいいんじゃないの?あの子のお兄さんたちを救出するわけなんだし……)
エステルが慌てて提案した。
(エステル……)
(か、勘違いしないでよ?別にあの子を気遣ってるとかそういうわけじゃなくて……その……遊撃士としての仁義をねぇ。)
(うふふ、エステルさんらしいです。)
驚いているヨシュアに慌てた様子で説明しているエステルをクローゼは微笑みながら見つめた。
(そういえば、気になったんだけど、”グロリアス”の出入り口付近の横に大きな穴がいくつか空いているわね?)
(うん。……それにしてもあの”グロリアス”の装甲に穴を空けるなんて……一体どこの攻撃にやられたんだ?)
(………あのリウイ陛下。つかぬ事
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