第114話
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仕業でしょうね。」
端末の文章を読んで驚いているエステルにヨシュアとクローゼは言った。
「そ、そんな……」
クローゼの推測に表情を暗くしたエステルだったが
「……先ほど手に入れた”ゴスペル”を使ったらどうだ?その端末にも”ゴスペル”を使用しろと書いてあるしな。」
「う、うん……」
リウイに言われ、エステルは先ほど手に入れた”ゴスペル”を端末の上に置いた。すると”ゴスペル”は今までのように妖しい黒い光を放った。
「当駅付近にあるゲートのロックを解除しました。地下道125号の利用が可能です。」
そして端末は機械的な声で報告した。
「やった……!」
「これで他の区画に行けるようになるね。」
「これからもこの”ゴスペル”が必要になってくるでしょう。大切に持っておきましょう。」
そしてエステル達は地下道を進み、次の区画に到着した。
〜リベル=アーク・工業区画〜
「ここは……」
「かなり広い場所に出たね……」
「道もかなり広いですし……一体どういう場所なんでしょう?」
「……恐らく工業エリアなのだろう。見渡す限り工場らしき大きな建造物も見えるしな。」
新たな区画の広さにエステルとヨシュアは驚き、クローゼの疑問にリウイは推測した意見を言った。
「なるほど、確かに言えてるかも。……よーし、さっそく探索を始めますか。」
そしてエステル達は探索を開始した。
〜第7ファクトリア駅〜
探索を開始したエステル達は今までの区画のように”駅”を見つけ、端末を操作して”レールハイロゥ”を起動させ、使えるようにした。
「えっと、これで3つの駅が使えるようになったのよね?」
「うん……かなり便利になったね。」
エステルの疑問にヨシュアは頷いた。そしてエステルは地下道のゲートのロックを解除しようとして、ゴスペルを置いたがパスワードを入力しろという警告が出た。
「パ、パスワードって……」
「ネットワークを管理する中枢から操作されたということか……。どうやら”結社”は都市機能をかなり掌握しつつあるみたいだ。」
「パスワードを手に入れるまで、今は放っておくしかなさそうですね……」
パスワードの存在に驚いているエステルにヨシュアは説明し、クローゼは提案した。そしてエステル達はさらに探索をすると驚くべき物を発見した。
〜第3ファクトリア〜
「―――まさか、こんな所まで連れて来られちまうなんてな。これから俺たち、何をさせられるっていうんだ?」
「さあな……。ただ、教授と執行者が揃って出かけたことを考えると大した任務は残っていないだろうさ。せいぜい、空賊のよう
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