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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第113話
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「え……」

エステルの提案に気付いたジョゼットはヨシュア達と共にエステルを見た。

「いくら犯罪者といえど不当に監禁されているんだったら遊撃士の保護の対象だわ。どうせ”結社”とは決着を付けなくちゃいけないんだし……。あんたのお兄さんたちもついでに助けてあげるわよ。」

「エステル……」

「ちょ、ちょっと待ちなよ!どうしてボクたちが遊撃士なんかに助けられないといけないのさ!?」

エステルの説明を聞いたヨシュアは口元に笑みを浮かべ、ジョゼットはエステルを睨んで反論したが

「へ〜、“なんか”にねぇ。だったらあんた、自分1人で助けられるわけ?」

「うぐっ……」

得意げな表情のエステルに尋ねられ、ジョゼットは反論がなく、唸った。

「それに、あんたたちには”グロリアス”を脱出する時に助けてもらっちゃったし……。ここらで借りは勝手に返させてもらうからね。」

「〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜」

「ジョゼット……。エステルの言う通りだよ。君が一人でここに居たって何の解決にもならないはずだ。それは分かるよね?」

「………………………………」

「よかったら、しばらくの間、アルセイユで待っているといい。多分、キールさんたちは”グロリアス”に捕まっているはずだ。このまま探索を続ければ停泊場所へのルートが見つかるかもしれない。その時は必ず君に伝えるから。」

「………………………………。……分かった。ヨシュアがそう言うなら。でも、ただ世話になるのはカプア一家の名折れだからね!探索だろうが、船の修理だろうがきっちりと協力させてもらうよ!」

エステルの言葉に悔しそうな表情をしていたジョゼットだったが、ヨシュアに諭され、考え込んだ後納得して頷いた。



「あー、はいはい。ほんと素直じゃないんだから。」

「ふ、ふん……。どこかのお人好しみたいに単純にできてないもんでね。」

「あ、あんですって〜!?」

「ふう、まったくもう……。……何が原因か知らないけど少しは仲良くできないのかな。」

エステルとジョゼットの口喧嘩に呆れて溜息を吐いたヨシュアだったが

「あのねぇ、ヨシュア……」

「……あんたがそれを言う?」

「え……?」

エステルとジョゼットに睨まれて尋ねられ、驚いた。

(…………踏んでしまったようですね……)

(……………………鈍感。)

セラウィとクローゼは呆れ

(………リウイも少しはヨシュアさんを見習って、鈍感になって私一筋になってくれないかしら?あなたが鋭すぎるお蔭で、私が寂しい思いをしているのですよ?)

(………なぜ、今の話に関係のない俺を見る、イリーナ………)

イリーナは心の中で溜息を吐いた後、凄味のある笑顔でリ
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