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悔いあらためよ
1部分:第一章
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い、慣れます」
 まさにそうだというのである。
「まあ毎日布教に出られますよね」
「既にそうさせてもらっています」
「ではすぐです」
「すぐですか」
「この国のことを知ればよくわかります」
 まさにその通りだというのである。
「すぐにです」
「ううむ、その言葉は御聞きしましたが」
「信じられませんか」
「申し訳ありません」
 いぶかしむ顔での返答だった。
「どうしてもです」
「まあ日本という国をよく御覧になられるといいです」
 パヴァロッティ神父はその笑顔で彼に話すだけであった。

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