暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-F移ろいゆく季節〜The First Secret〜
[10/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
期があった。私が来たことを知ると努めて普段通りに装っていたけど、結構バレバレだった。何があったのかを訊いたこともあったけど、何でもないよ、ってはぐらかされてばっかりで・・・。でも、そうなんだ。今の話を聴いて、そうなっちゃうのも理解できる。

「だから何としてもトーレには頑張ってもらい、彼女を確保してもらいたい。・・・セッテ、オットー、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディード。あの子たちの居場所を聴き出さなくてはね」

(その6人が、プライソンに奪い返された子たちの名前なんだ・・・)

モニターに視線を移して、戦闘領域を室内から廊下へと変えたトーレさんと女子高生さんの戦いを見る。機動力向上のスキルと金属操作のスキル。1人は動、1人は静。2人は拮抗した戦いを続けてた。

『こちらチンク、セイン。執務官たちとプロフェッサーを無事にアースラへ収容しました』

そんな中でチンクから報告が入った。フェイトちゃん達の無事が確認できて心底ホッと出来た。

「ありがとう、チンク、セイン。申し訳ないがチンクはトーレの、セインはドゥーエ達のサポートを」

『了解です』『はーい!』

セインのスキルで一気に下層にまで戻ったチンク達は途中で分かれて、チンクはトーレさんと合流、セインはドゥーエさんとクアットロさんと合流を果たした。ドクターは「これで子供たちを救出できるね」ソファの背もたれに全体重を預けた。

『こちらドゥーエ。子供2名の確保完了しました』

それから間もなく幽閉されてた子供たちの救出が完了したって報告が入った。セインからの視界映像に映るのは、薬か何かで眠らされてるのかぐったりしてる男の子2人がドゥーエさんとクアットロさんに抱っこされてる姿。

「こちらでも確認した。とりあえずドゥーエとセインは一度帰還してくれたまえ」

『判りました』『はーい』

「クアットロはブリッジに赴き、その艦の操縦を」

『はーい♪』

ドクターの指示に従って、ドゥーエさんとセインは甲板へ、クアットロさんはブリッジへと移動開始。ドクターは「よし。これであとは・・・」トーレさんとチンクの戦闘が映るモニターに視線を戻した。

『一気に決めに掛かるぞチンク!』

――ライドインパルス――

『ああ!』

――ランブルデトネイター――

トーレさんとチンクによる2人がかりの攻撃に、『くぅ・・・!』女子高生さんが次第に押され始めてた。負けじと金属を操って2人に突撃させるけど、トーレさんはフェイトちゃん以上の速度で攻撃の隙間を駆け抜け、チンクも避けつつ“スティンガー”で女子高生さんを狙い撃ち。そんな攻防が繰り返されてとうとう・・・

『あ゛っ!?・・・あがあああああああああああ!!』

女子高生さんの右腕が、トーレさんの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ