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Eipic1-F移ろいゆく季節〜The First Secret〜
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に負ってるの」

「プライソンのラボがあると聞けばそこに攻め込んでぇ〜、ラボや技術の破壊、子供たちの救出を行うのよぉ〜」

「局の仕事より最優先だから、まぁ色々と先方からお叱りを受けるけど」

「故に今回は、ラボどころかプライソンの居場所を知っているであろう彼女の確保も大事になったというわけさ。さて、ドゥーエ、クアットロ。今の内に子供たちの救出を」

「はいっ!」「判りましたぁ〜♪」

「ウーノ。君は第1室のメインコンピュータから5人をサポート」

「畏まりました、ドクター」

ウーノさんとドゥーエさんとクアットロさんが応接室から出て、ウーノさんは私が未だに入れない第1研究・開発室へ移動して、ドゥーエさんとクアットロさんは隣のトランスポーターからプロフェッサーの艦へと向けて転移した。

「では続きを話そうか。実はね、これはウーノ達にも隠している事なのだが、実は彼女たちもプライソンによって生み出された試験管ベビーなのだよ」

「え・・・?」

なにかトンデモない話を聞かされてる・・・?

「プライソンがそう言った技術を使って生体兵器を造っているという情報を受けた私は、ミミル君ら古い友人とチームを組んでプライソンの研究施設に潜入。そこでウーノ達を発見して連れ帰った」

ミミル君。ザンクト・オルフェンに拠点を置いてる技術者さんだったよね。リイン――リインフォースUの誕生のためにはやてちゃんに協力してくれた、あのミミルさんのことだよね・・・。

「しかしどんな酷い事をされたのか、体はボロボロの状態だった。だから私は、生み出したばかりのBNAC技術を用いてあの子たちをサイボーグ化させた」

「あの、ドクターが運営してる孤児院出身で、障害のある子供だったって言う、あの話は・・・」

「改造時に記憶を書き換えさせてもらったのだよ。プライソンによる実験やら研究で負った心の傷をどうにかしたくてね。私は実際に孤児院を運営しているが、ウーノ達が孤児院に居たことはないのだよ。偽りの記憶さ。たとえ後に知られて恨まれようとも、彼女たちの荒みきった心をどうにかしたかった」

とても辛そうに、悲しそうに眉を顰めるドクター。これは責めていいものじゃないよね。だから「今のウーノさん達が笑っていられるのは、ドクターのおかげなんですね」って優しく語りかけた。

「・・・いつかは真実を伝えるよ。それでも私を父と慕ってくれるのなら、私は今以上にあの子たちのために、この人生の全てを費やすつもりさ」

「はい」

「しかしね。救えない子供も居るのもまた事実さ。少し前にプライソンのラボより救出した子供たちを、再び奪い返されてしまったことがあった。今も捜索しているのだがね、見つけられていない」

半年ほど前、ドクター達が荒れてた時
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