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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-F移ろいゆく季節〜The First Secret〜
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かりの死体がフェイトちゃん達が今居る艦の中にある。殺したのはフェイトちゃん達じゃない。なら他に、人を殺せるような危ない人が艦の中に居るということになる。それが判ったからモニターから目を離すことが出来ない。
「・・・トーレ、チンク、セイン。こちらで死体が表示されないよう設定をする。少し時間をくれたまえ」
『判りました』
ドクターは手元に展開したキーボードモニターのキーを軽快に打ち込んで、「完了だ。任務を続行したくれたまえ」10秒とせずに作業を終わらせた。指示通りにトーレさん達が再び歩き出す。死体と思われるものは、見せられないよ、って書かれたカンペを持ってるデフォルメされたドクターのイラストで隠されてた。
「ドクター。不謹慎です」
「え、ダメかい? 力作だと思ったんだがね・・・」
「あの、これで良いですから。直す時間も勿体ないですし」
ウーノさんに叱られてしょんぼりしてるドクターに私がそう言った途端、『AMF!?』トーレさんとチンクが叫んだ。AMFって、魔力結合や魔力効果発生を阻害する高ランクの魔法だ。
『まさか、全域に展開されているのか・・・!?』
「艦内精査完了しました。AMFは艦内システムとはまた別の系統なようで、こちらからの解除は不可能です。それと、生命反応のある部屋のカメラを支配下に置きました」
ウーノさんが忙しなくキーボードモニターのキーを打って、モニターを2枚追加。映し出されたのは男の子2人が診察台のような物に寝かされたものと、「フェイトちゃん、アリシアちゃん、クロノ君、アルフ・・・!」の4人と、プロフェッサーと呼ばれるお爺さん。あと、藍色のブレザー、白のブラウス、赤いリボン、裾付近に白のラインが1本入った黒のプリーツスカートを着た、ウェーブのかかった金髪の女子高生さん?が1人が映るもの。ううん、そんなことより・・・
「苦しそう・・・!」
フェイトちゃんとクロノ君はデバイスを支えにようやく立っていられてるって風で、アルフはぐったり倒れていて、アリシアちゃんに至っては防護服が解除されて制服姿になっちゃってる。そんな中で、女子高生さんがプロフェッサーに向かって歩き出した。
「セイン、プロフェッサーを殺害させるな! プライソンのラボの所在地を吐かせる!」
『りょ、了解! IS発動、ディープダイバー!』
セインが隔たれた壁の中に潜った。シスターズはそれぞれ固有スキルを持っていて、セインのは無機物に潜行し、自在に通り抜けることが出来るというもの。無機物の内部を泳ぐように移動することで、地下や建造物の内部も自由に移動できる。
実際に壁の中を潜ったセインは、『セインさん、颯爽登場!』なんて言って、プロフェッサーを確保、そしてまた壁の中に潜って廊下へ脱出。そして金属の壁に両
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