第5章
冥界合宿のヘルキャット
第104話 怒号の緋幻龍
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物によって弾き飛ばされた!
「私はヴァーリチームのアーサーと申します」
アーサーと名乗った人物は背広を着て、メガネを掛けた男性だ。だが、その男性で一番目に付くのは、手に持つ剣だ!その剣からは極大の聖なるオーラが発せられてる事から、間違い無く聖剣、それも並の物じゃない!
「それは!?聖王剣コールブランド!それに、腰に帯びているのは……支配!」
「流石は『錬鉄の剣聖』のアルミヤ殿ですね。ご明察通り、これは最後にして最強のエクスカリバー、『支配の聖剣』ですよ」
最後のエクスカリバー!?あれが行方不明になったと聞いていた七本目のエクスカリバー。
「そして、聖王剣コールブランド、またの名をカリバーン。地上最強と謳われたこの剣、神と言えども傷は付けられないでしょう」
地上最強の聖剣、聖王剣の名は伊達では無いと言う事か。
「チッ、答えろ。これは一体なんのマネだ?」
「なぁに、おたくの息子さんをかっぱらおうって魂胆さ」
「……なんだと?」
「神すら砕くこの子の牙をヴァーリが欲しがってるのよ」
「……謀ったな、ヴァーリ・ルシファー」
「騙される方が悪いのよ」
ヴァーリ・ルシファーが悪神ロキを手引きした事は聞いていたけど、目的は神喰狼を奪う事だったのか!
「さぁて、さっさとその子を連れて行こうかしら」
「そうだな…ん?あ、黒歌、急いだ方が良いぞ」
「ん?ロキの邪魔なら…」
「いや、悪神様の事じゃなくて……」
ドゴォォォン!
『っ!?』
「あ、遅かったか」
突然の轟音にこの場にいる全員が驚き、慌てて音の発生源の方を見る!
「……………」
そこにいたのは膨大な緋色のオーラを放出している明日夏君がいた。そして、放出されているオーラは巨大なドラゴンを形作っていた。
ー○●○ー
無茶なオーラの出力に体中から悲鳴を上げていた。
『おいおい、こんな無茶な放出をすれば体がぶっ壊れるぜ?』
この戦いまでもてば別に構わねえよ。
……で、お前から見て、俺の体はどれぐらいもつと思う?
『そんなにもたねえぞ。せいぜい数分ってとこだ』
それ以上行けば…。
『確実に体がぶっ壊れるな』
……だったら、あの駄狼をさっさと潰す!
『神喰狼を駄犬みたいな扱いかよ?』
無駄なやり取りをするつもりはねえぞ。
『はいはい。時間がありませんもんね』
それ以降、ドレイクは黙る。
俺は先ほど殴り飛ばした駄狼こと神喰狼を睨む。
「……ぶっ殺す!」
イッセーをやられた事に怒りが臨界点を超え
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