機動戦艦ナデシコ
1327話
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の殲滅速度が下がるから、イザークとオウカは木星蜥蜴の背後から攻撃して内部からの攻撃で前後から挟撃だ。それと、ナデシコのエステバリス隊もイザークやオウカと一緒に行動して貰う」
その通信に、エステバリス隊から映像やナデシコのブリッジの映像が映し出されて、それぞれ急いで頷きを返してくる。
このまま言い争って時間を無駄にするという事は、サツキミドリ2号の破壊という事を理解しているのだろう。
それにエステバリスはナデシコから距離を取れない以上、俺達のように包囲網を突破するってのはエネルギー的にも厳しい。
正直、エステバリスはこういう時に使い勝手が悪いんだよな。
ナデシコが敵に突っ込んで行けるのならまだしも、ナデシコの武装はグラビティブラストとミサイルだけだし。
近距離に攻撃出来る武器がない以上、敵陣へと突っ込む訳にもいかない。
イネスもナデシコを設計する時、その辺を考えなかったのか?
それとも、元々コンセプトが違うとか。……まぁ、取りあえず木星蜥蜴に対抗出来る艦って設計だと考えれば、そんなにおかしい話じゃないか。
「全機、行動開始だ」
俺の口から出た言葉で、それぞれが行動を開始する。
ニヴルヘイムから放たれる重量子ビーム砲とG・インパクトキャノンがサツキミドリ2号から離れた場所にいるチューリップやカトンボ、大型戦艦といった大きな目標を次々に撃破していく。
ディストーションフィールド? 何それ? といった感じで放たれる攻撃の数々は、バリアなど何の意味もないといった感じだ。
……そうなんだよな。本当に今更だけど、シャドウミラーの兵器はビーム兵器がメインなのに、その象徴でもあるニヴルヘイムって純粋なビーム兵器って近距離攻撃用のビームバルカンだけなんだよな。重量子ビーム砲は実際にはシャドウミラーがメインで使っているビームじゃないし。
まぁ、もう片方のメインである重力波砲に関してはG・インパクトキャノンと何よりも主砲のエーリヴァーガルで採用されてるんだが。
シロガネのホーミングミサイル、連装副砲、連装衝撃砲がカトンボやバッタを次々に消滅させていく。
多重連装ビーム砲がディストーションフィールドを貫通している辺り、威力的な問題があるんだろう。
ナデシコのグラビティブラストも、サツキミドリ2号には絶対に当たらない場所……包囲網の外側に近い場所へと撃ってバッタやカトンボを撃破している。
グラビティブラストを一撃くらっただけでは撃破されないカトンボだが、それこそここは地上ではなく宇宙だ。ユートピアコロニーの時のように連射が出来ないといった事はないので、グラビティブラストの連射によって次々にカトンボは撃破されていく。
そしてサツキミドリ2号を包囲するようにしている木星蜥蜴に突っ込んで行くのは俺のニーズヘ
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