終章〜空の軌跡〜 第110話
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アは気にせず、部下に指示をした!するとアルセイユは加速して、アルセイユに気づき、攻撃して来た飛行艇達を主砲で撃破しつつ、突破した!
「1番、2番、5番を撃墜。3番、4番も完全に引き離しました。」
「やった!」
「ああ、見事だ!」
「いやはや……これが最先端の空中戦か。メンフィルの空中戦も凄かったけど、こっちも凄いねぇ。」
部下の報告を聞いたエステルは明るい表情をし、ジンとオリビエは感心していた。
「ふむ……。この主砲は素晴らしいな。かなりの威力のはずだが、大した精度と反動の小ささだ。」
「わはは、当然じゃ。本来なら、レーダーと連動した迎撃砲も付けたかったが……。ま、それは次の課題じゃの。」
ミュラーの感心した言葉に博士は笑いながら答えた。その時、またレーダーが反応した。
「レーダーに反応あり……!」
「8時の方向から全長250アージュの超弩級艦が接近中……!」
レーダーの反応を見た部下達は緊張した口調で報告した。
「そ、それって……!」
「例の”方舟”ってヤツか……」
「……ヨシュア君。”グロリアス”の基本性能と武装は分かるか?」
報告を聞いたエステルとケビンは真剣な表情をし、ユリアはヨシュアに尋ねた。
「機動性、最大戦速共に”アルセイユ”には及びません。ですが、強力な主砲に加え、無数の自動砲台に守られています。攻撃・防御ともに完璧でしょう。」
「そうか……。4時方向へ全速離脱!敵戦艦の追撃をかわしながら浮遊都市の上空を目指せ!」
「アイ・マム!」
ヨシュアの情報を聞いて頷いたユリアの指示に部下達は頷いた。そして雲の切れ間から”グロリアス”が現れ、”アルセイユ”に向かって大量の砲弾を撃ってきた!砲弾の中には追尾する砲弾もあったが、”アルセイユ”は急旋回することで全ての砲弾をかわし、最大戦速のまま”グロリアス”との距離を引き離した。
「……”グロリアス”の射程圏内から離脱しました。」
「ふう……」
「「こ、恐かった〜……」」
「さすがに緊張したわね……」
報告を聞いたクローゼとティータ、ミント、シェラザードは安堵の溜息を吐き
「フフ、私は楽しかったよ?」
「そりゃ、リタは最初から死んでいるから関係ないでしょ……それにしても、もうドキドキだわ。でも、これで敵の妨害は全部かわせたんじゃないかな。」
リタの言葉を聞いて呆れて溜息を吐いて言ったエステルは安心した様子で言った。
「いや……油断しない方がいい。」
「ああ、常識は通用しねぇ相手だ。最後の最後まで気を抜かねぇ方がいいだろ。」
そしてヨシュアの忠告にアガットは真剣な表情で頷いた。
〜モルテニア・ブリッジ〜
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