終章〜空の軌跡〜 第110話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
速艇みたいですね……」
「ふむ、敵のステルスも何とか見破れたようじゃの。」
部下の報告を聞いたユリアは気を引き締め、ヨシュアは真剣な表情で呟き、博士は頷いた。
「――”モルテニア”の艦長――メンフィル機工軍団団長シェラ将軍に連絡を。」
「イエス・マム。……こちらアルセイユ。”モルテニア”、応答せよ――至急、相談したい事があります――」
ユリアの指示に頷いた部下は通信器でどこかと通信した。
「そういえば、気になったんだけど……”モルテニア”とはどうやって通信するの?」
「勿論、導力通信器じゃ。向こうにも『零力場発生器』を1機、通信器に付けられるサイズを渡してある。」
エステルの疑問に博士が答えたその時、モニターにシェラが映った。
「……こちら、”モルテニア”。相談したい事とは前方の敵艦の事ですか。」
「はい。我々は加速し、立ち塞がる艦のみ撃破し、強行突破するつもりですが、そちらはどうするおつもりですか?」
モニターに移ったシェラにユリアは尋ねた。
「こちらも同じ作戦のつもりですが、”アルセイユ”ほど加速はできません。よって、まず我々が敵艦を減らし、その隙を狙って、強行突破して下さい。我々も後で追いつきます。」
「了解した。」
シェラの提案にユリアは頷いた後、ブリッジにいる部下に指示した。
「―――主砲展開用意!”モルテニア”の攻撃が終われば、加速して、強行突破する!立ち塞がる艦のみ撃破せよ!」
「イエス・マム!」
ユリアの指示に部下達は頷いた。するとアルセイユの主砲が展開された。
「――主砲隊に通達。魔導主砲展開用意。これより前方の敵艦を撃破する。繰り返す――」
一方”モルテニア”の艦長席に座っているシェラも部下達に指示をした。するとアルセイユと同じように、モルテニアの巨大な主砲が展開され、そして――
「砲撃開始。」
シェラの指示によって、巨大なエネルギーがモルテニアの主砲から発射されて、結社の飛行艇達を襲った!巨大なエネルギーに慌てたかのように結社の飛行艇達は展開したが、それでも間に合わず、5機が巨大なエネルギーに命中し、大爆発を起こして、エネルギーが消えた時には消滅していた!
「な、何あれ………!?」
「………まさか飛行艇を消滅させるなんて………結社の飛行艇の装甲はかなりの装甲なはずなのに……」
「ミントちゃん………あの様子だと、中にいた人達って………」
「うん……多分、生きていないよ…………」
その様子を見ていたエステルは信じられない表情をし、ヨシュアは真剣な表情で呟き、不安げな表情で呟いたティータの言葉にミントは暗い表情で頷いた。
「今だ!」
「イエス・マム!」
一方ユリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ