第107話
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し合っている中、エステル達はお互いに目配せを行い、そしてエステルが申し出た。
「あの……。だったら、あたし達も一緒に付き合ってもいいですか?」
「え……」
エステルの申し出を聞いたクローゼは驚いた。
「王太女殿下をハーケン門まで無事、送り届けさせて頂きます。」
「それと万が一、戦争が起こりそうになったら出来るだけの協力はしてやるぜ。」
「無論、ギルドの規約により戦争には協力できませんが……」
「中立的な立場からの仲裁なら幾らでもさせてもらいましょう。」
「戦争を起こしたくない気持ちはみんな一緒だもの!」
「あたしとミントはせっかく貴族の位を持っているから、それを利用して力になってあげたいけど……そんな場面で両国とは直接関係のない国の貴族のあたしとミントが出ても、余計にややこしくなるから今は”遊撃士”として力になるわ!」
「皆さん……」
「ふふ……。願ってもないことです。どうかよろしくお願いします。」
ヨシュア達の心強い申し出を聞いたクローゼは明るい表情をし、女王は微笑んで答えた。
「はい!」
「どうかお任せください。」
女王の言葉にエステルとヨシュアは力強く頷いた。
「……エステル君、ヨシュア君。”結社”の動きに関しては我々に任せておいてくれたまえ。」
「例え、報告にあった巨大人形が王都に現れても対処できるよう万全の体勢を整えておくつもりだ。」
「2人とも……」
「よろしくお願いします。」
そしてリシャールとシードの心強い言葉を聞いたエステルは明るい表情をし、ヨシュアは頭を下げた。
こうしてエステルたちはクローゼたちを護衛しながら一路ハーケン門を目指した。王都に援軍に来たエステルとミントの護衛部隊である竜騎士達の力を借り……できる限りの早さで空を飛んでハーケン門に向かい、そして到着した………………
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