第107話
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ちなみに戦後処理をしているメンフィル兵達から聞いたそうなのですが………今回の戦いには”赤い星座”と”西風の旅団”の猟兵団が参加していたそうです。」
「なんだと!?」
「なっ……!よりにもよって、その猟兵団を雇うとは………!」
さらに報告を聞いたシードは血相を変え、リシャールも驚いた後、真剣な表情になって呟いた。
「ねえ、ヨシュア。”赤い星座”もそうだけど、その”西風の旅団”とかいう猟兵団も凄い有名なの?」
「ああ。”赤い星座”と双璧をなす大陸最強の猟兵団だよ。」
「ふ〜ん。……あれ?でも、さっき”全滅”って言ってたわよね?」
ヨシュアの話を聞いたエステルは頷いた後、親衛隊員を見た。
「はい。……勿論結社の戦死者の中には双方の猟兵団の団員が含まれています。………その中には双方の猟兵団の団長すらも含まれていたそうです。」
「なっ………!あの”闘神”と”猟兵王”を同時に滅ぼしたというのか!?」
「とんでもない話ね………まさか大陸最強の猟兵達が同時に滅ぼされるなんて………」
親衛隊員の報告を聞いたリシャールとシェラザードは信じられない表情をした。
「……双方の団長を討ち取ったのはリウイ陛下、もしくはメンフィル軍の名のある将か?」
そしてシードは真剣な表情で尋ねた。
「は、はい。”赤い星座”の団長は”戦妃”カーリアン。”西風の旅団”の団長は”空の覇者”ファーミシルス大将軍が討ち取ったそうです。」
「そうか……………」
「…………まさかたった一人で彼らを討ち取るなんて………武術大会の時はほとんど手加減したんだろうね。」
「ふんだ!今度戦う時は最初から本気で戦わせるんだから!」
報告を聞いたシードは重々しく頷き、ヨシュアが呟いた言葉を聞いたエステルは鼻を鳴らして答えた。
「それでは、一体何があった?」
そして気を取り直したシードが尋ね直した。
「さ、先ほどハーケン門と連絡が取れたのですが……。国境近くに、エレボニア帝国軍の軍勢が集結し始めているのだそうです!」
「ええっ!?」
「やはり来たか……!」
「……軍勢というのはどの程度の規模なのですか?」
そして報告を聞き、一同が驚いている中エステルが声を上げて驚き、リシャールは表情を歪めて呟き、女王は真剣な表情で尋ねた。
「現時点で集結しているのは1個師団程度のようですが……。ど、どうやらその中に戦車部隊が存在するらしく……」
「なんだと!?」
「ちょ、ちょっと待て!導力停止現象の中でどうして戦車が動かせる!?」
「まさか”結社”と同じ技術を使っているの!?」
さらに驚くべき報告を聞いたシードは声を上げ、アガットは信じられない表情
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