第106話
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「僕たちが知らない間に事態が動いていたみたいだね。」
リシャールの話を聞いたエステルとヨシュアは苦笑していた。
「”剣聖”を継ぐ2人……。それに”漆黒の牙”と腕利きの遊撃士達か。」
「ふふ〜んだ……それだけじゃない事を忘れていない?大佐の登場で頭が鈍ったのじゃないかしら?」
ブルブランが呟いた言葉を聞いたエステルは勝ち誇った笑みを浮かべて言った。
「何………?」
エステルの言葉を聞いたブルブランが驚いたその時!
「パズモ、永恒、テトリ、ニル、クーちゃん、カファルー!!みんな、出て来て!!」
エステルは自分と契約している使い魔達全員を召喚した!
(”嵐の守護精霊”、パズモ・メネシス!”守護”を名乗る精霊として、これ以上貴方達の好きにはさせないわ!)
(堕ちた者共よ……我等に挑めば、その喉………喰いちぎってくれる!)
「え、えとえと………元・神殺しの使い魔として頑張ります!」
「フフ、エステル達に加えて、ニル達相手に勝てると思っているのかしら?」
「クー!」
「グオオオオオオオ――――ッ!!」
パズモ、永恒、テトリ、ニルはエステル達の周囲に現れ、クーとカファルーはエステル達の背後で鳴声や雄たけびをした!
「クク………テメエらか。しかも以前より増えている上、以前よりさらに強くなっているようじゃねえか………!」
「ふ、ふふ……す、少し遊びすぎたかしら。(レーヴェや博士の報告では聞いていたけど、何よあの化物達は!?あんなの相手はさすがに無理よ!?)」
「クッ…………」
パズモ達の登場にヴァルターは不敵な笑みを浮かべていたが、ルシオラは心の中でカファルーとクーを見て自分達では勝ち目がない事を悟り、それを顔に出さないようにはしていたが、それでも冷や汗をかいて引き攣った笑みを浮かべていた。また、ブルブランは表情には出さなかったが、クーやカファルーがさらけ出す自分たち人間では敵わない”超越した存在”の気配を感じて冷や汗をかいていた。
「フッ……こちらとしては助かったがね。ちなみに市街の方も既に手は打たせてもらったよ。」
「えっ……!?」
リシャールの言葉にエステルが驚き、そして仲間達と共に市街地の方を見た時
〜グランセル市街地〜
「これより人形兵器と猟兵団の掃討を始める!市民の保護、及び正規軍の支援は最優先で行いなさい!」
「イエス・マム!」
なんとカノーネ率いる元情報部の特務兵達が市街地で交戦を繰り広げていた。さらに
「………どうなっているんだ?我等以外にもリベール軍を援護する集団がいるようだが………」
メンフィル兵達が王都に現れ、状況を見て戸惑っていた。
「隊長、いかがなさいますか
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